縁起の思想で、家族を観る

縁起の思想で、家族を観る

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書籍「いつまでもいると思うなお前の母親ーお母さん、明日、死ぬかも-」

第一章 マザコン次男の誕生18〜21ぺ-ジより
(引用)
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 私は三人兄弟でした。  
 でした、というのは、 
  私の母は2歳下の弟、三郎を産むのですが、未熟児だったため、生後 数日で亡くなってしまいます。   
これもまったく記憶がないのですが、
母が言うには病院で息を引き取った赤ちゃんの三郎をみて、
物事の現実をよくわかっていない3歳の私は「かわいいなー」と言って三郎をまじまじと見ていたそうです。  
 不運が重なるのか、母が、そんなダメ親父と離婚した同じ時期に、母方の祖父のおじいちゃんが亡くなったのは前述した通りです。   たよる大人の男手もなく、親戚もおらず、離婚した母子家庭の我が家は、神戸市須磨区の文化アパートに引越しました。  

 私、ゴンユウジは、子供のころから、無口でおとなしい子供でした。   そんな私は、お母さん子でした。  

 幼いころは私は母が好きでした。  
 私の記憶の中の家族たちのことを思い出していると、
母、兄、母の祖母と、 この3人だけですが、かろうじて幼い頃亡くなった母方のお爺ちゃんの記憶があります。 
そして母がよく語っていた弟、三郎のこと。 おばあちゃんがいつも語っていた父のこと。 

   仏教には人生の苦しみを克服するために
「縁起の思想」という考えがあります。   
 難しい話をして申し訳ありませんが、縁起の思想は自分をとりまく関係性を観察しなさいという教えです。   
私の家族たちとの関係性を観察していると、ほとんど記憶にないおじいちゃんや弟、三郎のことも、俺は愛しているんだなと感慨深くなります。  
 そして、おそらくもう死んでしまっている、私の父親も、 私は彼を許し、愛することができるだろうか? と、そんな事を考えたりします。
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(引用おわり)  
Amazon電子書籍 「いつまでもいると思うなお前の母親ーお母さん、明日、死ぬかも-」
著者 権祐二


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