葬送のフリーレン33北部高原の物流で、ミリアルデが古代にヴォースファフトという糞まずい酒を、最上の酒と碑文を掘って地底に隠した。その時のミリアルデがいう言葉が「人生をかけて探したものが、何の価値もないごみだったら・・・」という経験談らしき言葉からつながっていく。
なんかいくつか心当たりがあるんじゃないかな。昔の会社の規律規則、技術指導要綱とか、礼儀作法なんて今は通じはしないし、昔の精神論ももはやゴミだ。学校を抜ければ学校の規則も何の価値も意味もないごみだ。
もっとひどいのは作中のファスのように200年も追い求めてきて肩透かしの最低の酒だったなんてように、いくつかの糞味噌なものが世の中にはたくさんある。今の中狂の混乱ぶりはひどいものだ。電気自動車バブルが終わって今度はロボットバブルをしているようだけれど、失業率は上がる一方会社はばたばたつぶれても、人のいない都市建設をしてGDPだけ上げて、ホルムズが封鎖されると40日分しかガソリンがないとか、農家は種まきができないとかガソリン買いだめに走っているニュースになっている。自分たちを支配してきた国家がごみだったら。これはキンペーの悪戯と呼ぶべきかな。
あまり列挙すると風当たりもあるが、エメラルドタブレットとか、エジプトの死者の書、特に最近解読したと騒いでいるヴィオニッチ手稿とか、もっと言えばダンテの神曲なんかも、華々しいのは分かるけどよ、それって今のわしらの生き方の尺度になんか役に立つかいといったとき、かなりあいまいで段階や区切りをつけにくい。
エメラルドタブレットは超能力開発修行書だともいわれるが、道教の大小周天やクンダリニのほうが具体的だ。エジプトの死者の書は物語としては面白いがファラオしかそんな黄泉の世界をとうとうとは進めなさそうな話だ。その点チベットの死者の書は死と再生までをきめ細かに語っている。が死んでみないとほんとかどうかはわからない。ほかのユーチューブのオカルトの話もまあほとんどが想像かコピペでつかいまわしているようだ。死後を語るには死んでみた人の話でないと信ぴょう性がない。
時々、易って森羅万象を言いあわらしたとしているけれど、本当かいとか、宇宙時代になったら、シュメール文字でないとだめでねとかいろいろ考えることもある。タロットなんて出鱈目にカード切ってほんとに当たってんのかよとか、言い出したらきりはない。この辺りは、人生を持たない純粋な知性AIが10年以内に答えを出すだろうけど、その先どうするか用意しとかないと、人はAIの奴隷になるだろうな。
そんなことでとくにこの章はほかの誰も言わなかった面白い皮肉がこもったとてもいい章だ。
ところで最低にまずい酒ってどんな酒だろう。私は100%エタノールが最低にまずい酒だと思う。エタノールの薬くさい甘みと水っぽさと焼けつくようなアルコールの舌触りとにおい。でもまあ悪くはない。酔うことはできる。
では最高にうまい酒って、今まで飲んだ中では、日本酒の百舌鳥かな。微妙な味がたくさん入っていて味わいのある酒だった。ビールもウイスキーもいいけど、そういえばハイネケンが経営なんとか、時々のんでいるのに無くなっちまったら寂しい気もする。地底の洞窟に埋蔵してあげとけば未来人はきっとハイネケンで喜んで灰になってくれると思うが。