料理がうまくいかない時、
昔の自分がよくやっていたこと
料理人として駆け出しの頃、
今思い返すと、
よく同じ失敗をしていました。
それは、
「うまくいかないほど、何かを足してしまう」 ことです。
何か足せば良くなると思っていた
味がぼやけると、
調味料を足す。
物足りなく感じると、
工程を増やす。
料理が思った方向に行かないほど、
「もっと何かしなきゃ」と考えていました。
でも結果は、
さらに分からなくなることが多かった。
料理が崩れる瞬間は、だいたい同じ
経験を重ねるうちに、
あることに気づきました。
料理が崩れるのは、
大きなミスをした時ではありません。
「もう十分かもしれない」と思ったのに、
もう一手加えてしまった時。
その一手で、
バランスが崩れることが多い。
引くことは、逃げではなかった
当時の自分は、
引くこと=手を抜くこと
だと思っていました。
でも実際は違いました。
引く判断は、
料理をよく見ているからこそ出来る判断でした。
今は足さない方がいい
これ以上触らない方がいい
このままで完成している
そう思えるようになってから、
料理が安定し始めました。
家庭料理でも、考え方は同じ
これは、
プロの現場だけの話ではありません。
家庭料理でも同じです。
「もう少し何か足したくなる」
その瞬間に、一度立ち止まる。
それだけで、
料理の仕上がりは変わります。
最後に
料理がうまくいかないとき、
新しいレシピを探す前に、
一度引いてみてください。
足す前に、
「今はどういう状態か」を見る。
それが、
料理を整える一番の近道だと思っています。
もし、
味の考え方や
料理の整理に迷ったときは、
料理人の視点でのテキスト相談も行っています。
一緒に、
無理のない料理を考えていけたら嬉しいです。