不動産購入後のリノベーション、スケルトンって何!?~スケルトンのメリットデメリット~

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初めてスケルトンという言葉を覚えた時、なんか業界人ぽくなった気がして、ことあることに、『あ~スケルトンね~』と連呼しまくっていましたが、絶対用途が間違っていたと思います。

どーも、Ponchaです('ω')

不動産購入後リノベーション、リフォームを行うのが当たり前になった現在。

なかでも、内装すべてやり替えるフルリノベーションも大変多くなりました!

フルリノベーションをする際、内装や下地材をすべて撤去し、躯体(構造体)を露にする、いわゆるスケルトン状態にすることも多くなりました。

ただ初めてリノベーション、リフォームする方にとっては、そもそもスケルトンってなに?

と気になる方も多いはず!

ということで今回は

フルリノベーションする際のスケルトンとは!?

というテーマでお話しをしたいと思います!

スケルトンが何か?そもそも、何故スケルトン状態にする必要があるのか?

この辺を詳しくお話ししていきたいと思います!


近年は大変多くの情報に溢れています。

相談する場所はいっぱいありますが、いきつくところポジショントークになってしまうことがほとんど。

営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?

本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。

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フルリノベーション時のスケルトンって!?


リフォーム、リノベーションをする際、スケルトン状態という言葉を、一度は耳にしたことがある方も多いと思います。

そもそもスケルトンとは何のことなのでしょうか?

スケルトンとは、

中世ヨーロッパなど世界各地の伝承に登場する怪物の1つで、人間のように動く骸骨のことです!

・・・・。

が、もともとの由来です(笑)

不動産・建築業界でのスケルトンとは、

建物を支える柱・梁・床などの構造躯体の状態のことで、内装や設備がない状態のことを指します。

マンションなどでフルリノベーションをする際、スケルトン状態します!

と言われたら、今ある内装材や設備、下地などをすべて撤去し、柱や梁、天井、床など構造体であるコンクリートをむき出し状態のことを指します。

ちなみに、スケルトンという言葉は、住宅以外でも店舗内装などでもよくつかわれます。

何故スケルトン状態にするのか?


住宅でフルリノベーションをする際、

『一度スケルトン状態にしましょう!』

といった提案を受けることが多いかと思います。

そもそもどういった時にスケルトンにするものなのでしょうか?

・給排水管をやり替える

・間取りを大きく変更する

上記の場合など、スケルトンにすることが多いです。

給排水管などのやり替えを行い、間取りも変更するフルリノベーションの場合は、中途半端に既存の壁や天井、床を残しても

・既存部分で不具合が発生しやすい

・解体費用があまり変わらない

・プランが立てづらい

という理由からスケルトンにすることがあります。

また、スケルトン状態にしなくてもリフォーム、リノベーションはできますが、あえてスケルトン状態にしてしまうこともあります。

スケルトンにしてしまった方が間取りのイメージもしやすいですし、既存部分を再利用して不具合が発生するリスクも抑えられますからね。

ただここ近年は、フルリノベーションが主流になったこともあり、別にスケルトン状態にしなくてもいいのに、

とりあえずスケルトン状態にする!

という現場や提案をよく見かけるようになりました。

ですので、まずスケルトンにすることのメリット・デメリットについてお話ししたいと思います。

スケルトン状態にすることのメリット


スケルトン状態にすることのメリットとしては

・工事がしやすい

・間取り・プランを詳細に考えられる・提案できる

・既存部分がなくなり、すべて新しくなるため安心できる

・責任の所在がはっきりする

上記内容を挙げることができます。

もう少し詳細をお話ししたいと思います。

・工事がしやすい

リノベーションやリフォームの多くの場合が、既存部分と新しくする部分をうまく使い分けて工事する必要があります。

そのため、

・既存部分をどう処理するか

・どう仕上げるか

・傷をつけないために養生をする

などなど、とても気を遣って作業する必要があります。

しかし、スケルトンにすれば、一から内装工事を行う為、既存部分がそもそもありません。

気を遣わず新築と同様な感じで作業ができます。

これは、工事をする人にとっては、とても稼働率を上げることができます。




・間取りのプランを詳細に考えられる・提案できる

プランを考える側もお客さんも既存部分が残っていると、新しくする間取りがイメージしづらいところがあります。

スケルトン状態になれば、何もない状態になるのでどこに壁がきて、どのような配置になるかがイメージしやすくなります。

また、スケルトンになれば、

どこに壊すことのできない壁があり

柱・梁がどのくらいの大きさ

なのかを確認することができます。

それにより、どのような間取りにすると綺麗に収まるか、より詳細なプランを考えることができます。

・すべて新しくなるため安心できる、責任の所在がはっきりする

リフォーム、リノベーションは、既存部分が多く存在する為、リフォームを行っていない箇所で不具合が生じる場合があります。

また、不具合が生じた場合、

・リフォームが原因で不具合が生じたのか

・もとから不具合があったのか

という感じで、何が原因かを追求する必要があります。

結果、何が原因かわからない場合、だれが責任を取るのかでトラブルになることがあります。

しかしスケルトン状態になれば、一から内装工事を行います。

そのため、何か不具合が起きれば基本的に手直しをするのは、工事を行った会社さんとなります。

また、すべて一から工事を行っている分、何かあれば工事を行った会社さんが諸々対応をしてくれます。




スケルトン状態にすることのデメリット


逆に、スケルトンにすることのデメリットは何でしょうか

・費用が嵩む

・工期が延びる

などが挙げられます。

この辺をもう少し深堀していきましょう!

費用が嵩む

スケルトン状態にすることの最大のデメリットは、費用が掛かるということです。

まあ、一度内装などすべて撤去するわけですからね!

解体費用・撤去処分費用が発生します。

さらにそこから

先ほどもお話ししましたように、給排水管もやり替え、間取りも大幅に変更する場合は、ちょこっと程度の既存の状態を残すと

・既存部分の取り合いの処理

・既存部分の補修

等で逆に費用が嵩んでしまう場合があります。

この場合は、下手に既存部分を残さずに、スケルトン状態にしてしまった方がむしろ安く済むことがあります。

ただ、上記の場合でも既存の箇所次第では、スケルトンにせず工事をした方が費用が安い場合があります。

最近ですと、『とりあえず一旦スケルトン状態にしましょう!』

という提案が増えてきました。

何もない状態から作る為、作業効率は上がりますが、スケルトン状態にすると、解体費、処分費、新規で下地から作る内装材等々、費用が通常よりかかります。

・工期が延びる

これは意見が分かれるところなんですが、スケルトン状態にすると

・作業効率が上がり、結果工期が短く済む!

という人もいれば、

・通常より多く解体し、通常より多く内装工事を行うから工期がかかる!

という人もいます。

個人的には、スケルトンにした方が工期がかかります。

スケルトンにしてから作業をした方が、余計なものがないため、確かに作業効率は上がります。

とはいえスケルトンにすると何もない状態ですので、一からすべてを作らないといけません。

よほど変な既存部分を残さない限り、作業効率があがっても作業する量が増えているので、工期が早いという点においては、決して早いとは言えません。




予算とプランを考えてスケルトンにする!


先ほどお話ししたように、最近はフルリノベーションするとなるとすぐにスケルトンしましょう!という傾向があります。

プランによっては、スケルトンにした方がいい場合もあります。

ですが、中には十分既存を生かしてリノベーションを行えるような現場もよく見かけます。

ちゃんと現況とプランをすり合わせ、残せる部分を残し、生かせるところを生かす。

それが技術・知識であり、本来のリフォーム、リノベーションで姿だと思っています。

本来使える既存部分も壊して、一からやり直すというのは、単純に請け負う側の提案不足、技術不足の場合があります。

費用とプランと工事内容をうまく練り、最適な方法を見つけ出す必要があります。

フルリノベーションをする場合は、今一度スケルトンにする必要があるかどうかを確認したうえで、検討するようにしましょう。

まとめ


いかがでしょうか。

今回は、フルリノベーションにおけるスケルトンって!?

というテーマでお話しさせていただきました!

請け負う側としては、正直スケルトンで検討するほうが色々楽なので、私もスケルトンを推奨したいところなんですが、

実際は、別にスケルトンにしなくても既存部分を生かし、費用を抑えてリフォーム・リノベーションも十分にできます。

しっかり担当者さんと打ち合わせをし、費用とプランをちゃんとすり合わせたうえで判断してもらうようにしましょう。

近年は大変多くの情報に溢れています。

相談する場所はいっぱいありますが、いきつくところポジショントークになってしまうことがほとんど。

営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?

本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。

リフォームや新築・不動産など、住宅に関わったプロの第三者の目で、初歩的な内容から専門的な内容までご相談のっております。

建築工事・設計といった建設業の内容から、お部屋探し・不動産購入といった不動産業の内容まで幅広く扱っております。

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