― 神主の目線からお伝えしたい「祝詞」という祈り ―
成人の日を迎えられる皆さま、誠におめでとうございます。
神社に身を置く者として、成人式の日は特別な思いで迎えます。
それは、子どもとして守られてきた命が、自らの意志で人生を歩み始める節目の日だからです。
成人とは「自由」ではなく「責任」を授かること
成人とは、単に年齢を重ねたことではありません。
選択の自由を得ると同時に、
その選択に責任を持つ立場になるということでもあります。
神道ではこれを
「己の命を、世のため人のために用い始める時」
と捉えます。
そのため、成人の日の祝詞には
• 心穏やかに日々を過ごせること
• 命長く健やかであること
• 学びを深め、道を極めること
• その力を世のため人のために役立てること
といった願いが込められます。
祝詞は「お願い」ではなく「生き方の宣言」
祝詞というと、「願い事を書くもの」と思われがちですが、
本来の祝詞は 神様との約束 でもあります。
「こうしてください」ではなく、
「このように生きてまいります」
という心を言葉にするものです。
成人の節目に祝詞を捧げることは、
人生の軸を定め、迷った時に立ち返る 言霊の道標 を持つことでもあります。
成人の日に奉る祝詞の一節
たとえば、次のような言葉があります。
心穏やかに命長く一筋に学びの道の奥義を極め
世のため人の為に尽くさし給う
感謝と志をもって生きることを誓う祝詞です。
神主の立場から見ても、
成人という節目にこそ相応しい言葉だと感じています。
成人の日に「その人のための祝詞」を
私は現在、
一人ひとりの人生や想いに寄り添った祝詞の作成を行っています。
• 成人を迎えるご本人のために
• お子さまを想う親御さまからの贈り物として
• 人生の節目に、言葉として残る祈りを
神職としての知識と、祝詞本来の在り方を大切にしながら、
形式だけではない 生きた祝詞 をお届けしています。
最後に
成人とは、
「神様に守られるだけの存在」から
「神様の御心を世に表す存在」へと歩み出すこと。
この大切な節目の日に、
ご自身のため、また大切な方のために、
祝詞という日本古来の祈りを届けてみてはいかがでしょうか。