ライフスキルは「強み」ではなく能力です

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ライフスキルとは何か? 

改めて考えてみます。

ライフスキルにはさまざまな定義が見られますが、最もよく知られているのはWHO(世界保健機関)の定義です。

日常生活の中で生じるさまざまな問題や要求に対して、建設的かつ効果的に対処するために必要な心理社会的能力

そして、ライフスキルを構成する10の能力要素を示しています。

意志決定
問題解決
創造的思考
批判的思考
効果的コミュニケーション
対人関係スキル
自己認識
共感性
情動への対処
ストレスへの対処

これを見るととても難しいものに思えてきますが、ここで大切なことは、「ライフスキルは能力である」ということです。

スキルは、生まれつき備わった「その人の強み」ではなく、練習や訓練で高めていける能力のことです。英会話スキル、パソコンスキル、ビジネススキル、コミュニケーションスキルと同じです。

「意思決定スキル」「問題解決スキル」などは、仕事の上でよく取り上げられます。しかし、「自己認識」や「共感性」、「情動への対処」「ストレスへの対処」は、個人の特性としてとらえられ、問題があっても、ポジティブに、積極的に、という言葉で、個人の深い部分に関わるものとして、その人個人の心の問題として対処しようとしてきました。

心の問題とすると解決が難しくなります。
解決方法がどんどん内側に向かい、スピリチュアルな思考に向かうこともあります。だから、自分の心に対処するための能力(スキル)の問題としてとらえることが必要です。

ライフスキルとは、自分の願望を実現したり、自分らしく生きるための「技術」です。

そう、考えてください。

技術の習得には練習や訓練が必要です。理論だけでは完成されません。
自分の感情に気づき、心のくせや意味づけを発見し、そんな心に対処する自分なりのライフスキルを左脳で見つけて、練習を重ねて意識しないで出来る習慣にすることです。

ある意味、スポーツに似ているかもしれません。


・「自分がどう思われているか」といつも不安に思っている
・人に対して、相手に対してすぐに劣等感を持ってしまう
・いつも自分が相手より優秀でないといけないと思っている

こんな心のくせは誰でも持っています。
悩んで、仕事や人間関係のパフォーマンスを低下させています。

でも、それを「~しない」と行動を変えようとしても、それは過去の自分を否定するだけです。否定ではなく、新しい行動を起こし練習してください。

例えば

・「自分がどう思われているか」ということを考える時間を減らす
 (考えないではなく時間を減らす)
・相手と自分は違うということに気づき、理性によって共に歩む道を模索する
・「何でも一番になる」をやめる

こんな行動を試してください。

新しい行動は、個人によって違います。
それでも理屈だけでなく、実際に行動することが大切です。


行動によって見えてくるものはたくさんあります。
この練習・訓練に活用していただきたいのが、「自分の心に対処するライフスキルワークセミナー」です。

セミナーではこんなテキストを使います。


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