買い物帰りの心理状態

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ビジネス・マーケティング
知人の女性に聞いてみました。

「服を買う時に一番楽しいのは、選んでいるときかな?」

返ってきたのは意外な答えでした。

「選んで決めるときも楽しいけど、持って帰るときがもっと楽しい」


ちょっと戸惑いましたが、考えればナルホドと思うこともあります。
お店で商品をきめるとき、お客さんはある種の興奮状態というか、冷静な状態でない部分があります。下した判断は冷静であっても、そのとき気分は高まります。

目的買いの商品を買ったときなど、「やっと買えた」と顔がほころびます。そして、その気持ちは家までずっと続きます。

逆に衝動買いをしたときなどは、帰り道で後悔と満足が交互に頭の中に浮かびます。状態は違っても、家に帰るまでの間その商品のことを考え、帰ってからのことを想像します。


売る側は、お客さんがお店を出たときが終わりです。
でもお客さんは、お店が出たときが終わりではありません。そのことをもっとわかってあげることが大切です。

例えば、家に帰って商品の入った袋を開けたとき、お店からの新たなメッセージがあったらどうでしょう。普段ならすぐに捨ててしまうあいさつ文も、気持ちの高ぶりからちょっと違う文面に見えるかもしれません。
期間をおいてお礼状を送ることも大切ですが、お客さんが上機嫌でいるときを見逃してはいけません。


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