お客様から「ホームページを開いたら、警告の画面が出た」と言われた。
自分のパソコンでは、ふつうに開けるのに。
Googleは、2026年10月のChrome(バージョン154)から、「常に安全な接続を使用」という設定を、だれでも最初から有効にすると発表しています。
これにより、暗号化に対応していないホームページを初めて開くとき、開く前に警告が出るようになります。
この記事では、どんなサイトが対象になるのか、自分のホームページで何を確かめればよいかをまとめました。
■何が変わったのか
・これまで:暗号化していないサイトは、アドレス欄に「保護されていない通信」と出るだけだった
・これから:初めて開くときに、開く前の画面で「このまま進むか」を聞かれる
警告の画面で多くの人が引き返してしまうので、お問い合わせの前に離れてしまうおそれがあります。
よく見ているサイトでは、毎回は出ないとされています。
社内だけで使うページなどは、対象外です。
つまり、自分では見慣れていて気づかず、初めてのお客様だけが警告を見る、ということが起こりえます。
■自分のホームページで確かめる3つのこと
1. アドレスが「https」で始まるか
Chromeでホームページを開き、アドレス欄の左の印を押して、「この接続は保護されています」と出るかを見ます。
2. 「http」で打っても、自動で「https」に移るか
アドレス欄に、sを抜いた「http」で始まるアドレスを打って開いてみます。
自動で「https」のアドレスに移れば大丈夫です。
移らずにそのまま開く場合は、転送の設定が足りていません。
3. 古いアドレスや、別のドメインが残っていないか
昔のドメインや、キャンペーン用のページなどから転送している場合、その途中が暗号化されていないと、警告が出ることがあります。
■見落としやすい場所
・名刺・チラシ・看板に印刷したアドレス
・Googleビジネスプロフィールに登録したウェブサイトの欄
・SNSのプロフィールに書いたアドレス
・メールの署名
・取引先や紹介サイトに載せてもらっているリンク
ここに「http」で始まる古いアドレスが残っていても、転送が正しく設定されていれば、警告はまず出ません。
ただ、転送の途中で止まることがあるので、一度実際に開いて確かめておくと安心です。
■暗号化されていないと分かったら
・サーバーの管理画面で、無料の暗号化の設定(SSL)ができるかを見る
・設定したあと、WordPressの「設定」→「一般」のアドレスも「https」に直す
・「http」で来た人を「https」に移す転送の設定を入れる
アドレスを直す順番をまちがえると、管理画面に入れなくなることがあります。
慣れていない方は、作業の前にバックアップを取るか、詳しい人に頼んでください。
■頼むときに伝えること
・ホームページのアドレスと、警告が出たページ
・警告が出た機器(スマホかパソコンか)と、そのときの画面の写真
・サーバーの会社名と、ドメインをどこで取ったか
・古いドメインや、別に作ったページがあるか
画面の写真が1枚あるだけで、原因の見当がつきやすくなります。
■自分で確かめるチェックリスト
・アドレス欄で「保護されています」と出るのを見た
・「http」で打って、「https」に移るのを見た
・古いドメインや別のページからの転送も試した
・名刺やGoogleビジネスプロフィールのアドレスを見直した
・スマホのChromeでも開いて確かめた
■よくある質問
Q. 自分のパソコンでは警告が出ません。大丈夫ですか?
A. よく見ているサイトでは警告が出にくいとされています。スマホや、別の人のパソコンで、初めて開くつもりで確かめてみてください。
Q. 「保護されていない通信」と出るだけで、警告の画面は出ません。
A. 設定の切り替えは順に広がっていくため、出方が人によって違うことがあります。どちらにしても、暗号化しておくのが安心です。
Q. 暗号化にはお金がかかりますか?
A. 多くのレンタルサーバーでは、無料の暗号化を管理画面から設定できます。まずはご契約のサーバーの管理画面を見てください。
Q. 暗号化したのに、まだ「保護されていない」と出るページがあります。
A. ページの中の画像などが、古い「http」のアドレスのまま読み込まれていることがあります。ページごとに、アドレス欄の印を確かめてみてください。
Q. 警告が出ると、検索の順位にも影響しますか?
A. 警告で引き返す人が増えると、お問い合わせが減るおそれがあります。順位よりも、まずは来てくれた人が離れないようにすることを考えましょう。
■任せたい方へ
ご自分で確かめて直せる方は、この手順で十分です。
「転送の設定が分からない」「暗号化したらページの一部が崩れた」という方には、WordPressの修正をお受けしています。
警告が出るページのアドレスと、どの機器で見たかが分かれば、話が早く進みます。
WordPressの修正・不具合を解決します