「昨日まで出ていたアクセスの地図が、今日は灰色になっている」
ページも住所も変えていないのに、地図だけが消える。
実際によくあるご相談です。
地図が消える原因の多くは、地図そのものではなく「APIキー」という仕組みのまわりにあります。
しかも、原因はブラウザが名前で教えてくれるので、順番に見ていけば直す場所はすぐ絞れます。
■まず、どちらの方法で地図を出しているか
地図の出し方は、大きく2つあります。
1. Googleマップの「共有」→「地図を埋め込む」で出てきたコードを貼る方法
この方法は自分でAPIキーを用意しません。
そのため、キーが原因で消えることはありません。
2. Googleの地図の仕組み(API)を使う方法
地図の見た目を変えたり、ピンをいくつも立てたりしているサイトは、たいていこちらです。
APIキーという、利用するための鍵を使っています。
見分け方は、地図のあるページで右クリック→「ページのソースを表示」を開き、「maps」で検索して「key=」があるかどうかです。
あれば、2の方法です。
■「for development purposes only」と出ていたら
地図が暗くなり、この英語が全体に重なって表示されていたら、原因はAPIキーまわりで確定です。
さらに詳しく知るには、そのページでキーボードのF12を押し、「Console」を開きます。
赤い文字で、原因の名前が書かれています。
■表示される名前と、直す場所
・InvalidKeyMapError など
キーがもう存在しない、または認識されていない状態です。古いキーを整理のつもりで消した、担当者が変わって作り直した、といったときに起きます。
・BillingNotEnabledMapError
Googleの請求先の登録が有効でない状態です。登録していたカードの期限切れなどで起きます。
・ApiNotActivatedMapError
キーはあるのに、地図の機能が有効になっていない状態です。
・RefererNotAllowedMapError
キーを使ってよいサイトのURLに、今のURLが入っていない状態です。httpsへの切り替えやドメインの追加のあとによく起きます。
・OverQuotaMapError
無料で使える回数を超えた状態です。小さなサイトで自然に超えることはまれで、キーをほかで使われている可能性もあります。
どれも、Googleの管理画面(Google Cloud)で設定を直すことになります。
■やりがちな失敗
・使っていないと思って、古いキーを消す(実はサイトが使っていた)
・キーに使ってよいURLの制限をかけずに公開する
・httpsに切り替えたあと、許可するURLを直し忘れる
・請求先のカードの期限切れに気づかない
・Googleアカウントのログイン情報が、制作会社にしか残っていない
最後の1つは、直すときにいちばん困ります。
Googleアカウントは会社の大切な資産なので、自社で管理できる状態にしておきましょう。
■来店型のお店ほど大切
地図は、来てもらう商売にとって入口そのものです。
消えたまま何週間も気づかない、ということだけは避けたいところです。
■ご自分で直すのが難しいときは
どちらの方法で地図を出しているのか分からない、Googleの管理画面のどこを見ればよいか分からない、という方は、地図のあるページのURLをお知らせください。
原因を調べて直し、何をしたかをご報告します。
(Googleアカウントへの確認が必要な場合は、ご本人の承認をお願いすることがあります)
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