「うちのサイト、なんだか開くのが遅い気がする」
「業者によって、サーバーのせいと言われたり、プラグインのせいと言われたりする」
表示速度のご相談では、こうしたお話をよくうかがいます。
遅いと感じていても、どこに原因があるのか分からないまま、そのままになっているケースがほとんどです。
けれど、表示が遅くなる原因の種類は、実はそれほど多くありません。
この記事では、ご自分で確かめられる順番と、よくある失敗をまとめました。
■「自分のパソコンで速い」は当てにならない
最初にお伝えしたいのは、普段使っているパソコンで開いて速く感じても、安心できないということです。
何度も開いているページは、ブラウザに表示用のデータが残っているため、初めて来た人よりずっと速く表示されます。
速さは、数字で確かめます。
Googleが無料で公開している「PageSpeed Insights」に、ページのURLを入れると、診断結果が出ます。
見るのは「携帯電話」の結果です。
いま、サイトを見る人の多くはスマートフォンからで、Googleの評価もスマートフォンが基準になっているためです。
点数よりも、「LCP」という項目に注目してください。
ページの中でいちばん大きな部分が表示されるまでの時間で、2.5秒以内なら良好とされています。
4秒を超えているようなら、手を入れる意味があります。
同業のサイトも同じように測ってみると、自分のサイトの位置が分かります。
■遅くなる原因は、だいたい4つ
ご相談を受けてきた経験では、多い順に次の4つです。
1. 画像が重い
2. サーバーの性能が足りない
3. WordPressの中身(プラグインやテーマ)が重い
4. 外から読み込んでいるもの(SNSの埋め込み、計測用のタグなど)が多い
上から順番に疑っていくと、大きく外れることはありません。
■1. 画像が重い
ご相談でもっとも多いのが画像です。
スマホで撮影した写真をそのまま載せると、1枚で数MBになることもあります。
写真の多いページだけ遅い、トップページだけ遅い、という場合は、画像の可能性が高いです。
表示する大きさに合わせて縮小する、軽い形式(WebP)に変える、画面に入ってから読み込む設定にする、の3つで、体感が変わることがよくあります。
■2. サーバーの性能が足りない
ページをどれだけ軽くしても、サーバーの反応が遅ければ限界があります。
PageSpeed Insightsで「サーバーの応答時間を短縮してください」と表示されていたら、サーバーを疑ってみてください。
10年ほど前に契約したまま、という場合は特に注意が必要です。
料金が高いプランほど速いとは限らず、古い高額プランより、最近の普通のプランのほうが速い、ということも珍しくありません。
■3. WordPressの中身が重い
プラグインが増えるほど、ページを開くたびに読み込むものが増えます。
同じような機能のプラグインが重なっている、使っていないのに有効のまま、という状態もよく見かけます。
ただ、一気に止めたり消したりするのは危険です。
プラグイン同士がつながっていることがあり、止めたとたんにレイアウトが崩れることもあります。
バックアップを取ってから、1つ停止しては表示を確かめる、を繰り返してください。
■4. 外から読み込んでいるものが多い
SNS投稿の埋め込み、YouTube動画、チャット窓口、アクセス解析や広告の計測コード。
1つずつは便利でも、積み重なるとページが重くなります。
以前の担当者や前の業者が入れたタグが、誰にも把握されないまま残っていることもあります。
今も使っているものかどうか、一度見直してみてください。
■やりがちな失敗
・高速化のプラグインをいくつも入れる
仕組みが重なって、表示が崩れたり、かえって遅くなったりします。
・点数を100点にしようとする
お店や会社のサイトで100点を目指すのは、手間と費用に見合わないことがほとんどです。
・画像を減らしすぎる
速くなっても、肝心の商品の良さが伝わらなくなっては意味がありません。
■どこまで速くすれば十分か
目安は、スマートフォンで開いてストレスなく表示されること、そして同業のサイトより遅くないことの2つです。
表示速度は大切ですが、速くなっただけで問い合わせが増えるわけではありません。
そこそこの速さまで直したら、残りの手間や予算は、サイトの中身をよくするほうに回すのがおすすめです。
■原因が分からないときは
PageSpeed Insightsの結果は英語まじりの専門用語が多く、何から手をつければよいか迷う方も多いと思います。
まず原因と直す順番だけ知りたい方には、URLだけで診断して、ご自分で直せることと専門の作業が必要なことを仕分けしてお伝えするサービスがあります。
表示速度が遅い原因を診断し改善策をお伝えします
実際に速くする作業までお任せになりたい方は、こちらでお受けしています。
WordPressの表示速度を原因から改善します