「アクセスはそれなりにあるのに、問い合わせが来ない」
サイトのご相談で、いちばんよく聞くお悩みです。
こういうとき、デザインを変えたり、写真を入れ替えたり、文章を書き足したりと、まず手を動かしたくなります。
けれど、どこで止まっているのか分からないまま直すと、「直した」という手応えだけが残って、問い合わせの数は変わらないことがよくあります。
人が問い合わせをしない理由は、大きく分けて3つです。
この記事では、その3つと、ご自分で見分ける方法をお伝えします。
■問い合わせをしない3つの理由
1. 何をしてくれるのか、価値が伝わっていない
2. 価値は分かったけれど、不安がある
3. 不安もないけれど、今でなくてもいいと思っている
どれに当てはまるかで、直す場所がまったく変わります。
■理由1 価値が伝わっていない
いちばん多いのがこれです。
よい仕事をしている会社やお店ほど、自分たちには当たり前のことを書いていません。
よく抜けているのは、次のような内容です。
・結局、何をしてもらえるのか(サービス名だけが並んでいる)
・頼んだ人がどうなったのか(実際のお客様の声や結果)
・誰が担当するのか
・ほかと何が違うのか(「丁寧に対応します」はどこも書いています)
見分け方は簡単です。
初めて訪れた人になったつもりで自分のサイトを開き、10秒で「ここは何をしてくれるところか」が言えるか試してみてください。
言えなければ、伝わっていない可能性が高いです。
■理由2 不安がある
内容には興味がある。
それでも問い合わせボタンの手前で止まるときは、たいてい不安があります。
よくある不安は、次の3つです。
・いくらかかるのか分からない
・どんな人が対応するのか分からない
・問い合わせたら、強く営業されるのではないか
サイトでできることは、はっきりしています。
料金の目安を一例でも載せる、対応する人の顔や経歴を出す、問い合わせのあとの流れを書く。
「ご相談だけでも大丈夫です」と一言あるだけでも、送信のハードルは下がります。
■理由3 今でなくてもいい
内容も分かり、不安もない。
それでも「そのうち」で終わってしまうのが、3つ目の理由です。
ここで、期限や人数を区切って急がせる言葉を使いたくなりますが、本当に制限があるときだけにしておくのが安全です。
いつ見ても同じ「限定」が書かれていると、読む人はすぐに気づき、信頼を失います。
代わりに書けるのは、そのままにしておくと何が起きるかという事実です。
急がせるのではなく、正直に伝えることが、読む人にとって「今」動く理由になります。
■どこで止まっているかは順番に見る
3つを一度に直そうとすると、何が効いたのか分からなくなります。
次の順番で見ていくのがおすすめです。
1. そもそも、探している人がサイトに来ているか
2. 来た人に、価値が伝わっているか(すぐ閉じられているページはないか)
3. 問い合わせページまで来ているのに、送信されていないか
3まで来ているのに送信されていない場合は、フォームそのものも疑ってみてください。
入力する項目が多すぎる、電話番号が必須になっている、といったことで、最後の一歩が止まることがあります。
■やりがちな失敗
・デザインから直す(書いていないことは、きれいにしても書いていないままです)
・記事やページをひたすら増やす(伝わっていないのが原因なら、増やしても同じです)
・何か所も一度に変える(1つ直したら、1か月ほど様子を見ます)
・値引きで埋める(早く効きますが、安さで選ばれるようになっていきます)
■ご自分で見ても分からないときは
自分のサイトは、どうしても「作った人の目」で見てしまいます。
初めて見る人の目で、どこで止まっているのかを見つけるのは、意外と難しいものです。
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