整体院やパーソナルジムのように、施術者・トレーナー1人で始めるお店は、売上の上限が「1日に対応できる人数」で決まります。
だからこそ、開業前に「1日に何人来れば赤字にならないか」という損益分岐点を、人数で把握しておくことが大切です。
■ 損益分岐点の考え方
損益分岐点の売上 = 毎月の固定費 ÷(1 − 変動費率)
固定費は家賃・人件費・光熱費・広告費・借入の利息など、客数に関係なくかかるお金です。
変動費率は、消耗品やキャッシュレス決済の手数料など、売上に比例してかかる費用の割合です。
■ 計算例(整体院・1人開業)
・固定費:月50万円
・変動費率:5%
・客単価:5,500円、営業日数:月26日
損益分岐点の売上は約53万円、1日あたりに直すと約3.7人です。
つまり「1日4人」が赤字と黒字の境目になります。
■ 生活費まで含めると境目は上がる
個人事業の場合、上の数字には自分の生活費が入っていません。
生活費を月20万円として加えると、必要な人数は1日約5.1人に上がります。
「黒字」と「生活できる」は別のラインだと考えておくと、開業後の焦りが減ります。
■ パーソナルジムの場合
月額制や回数券の場合も、「月会費÷月の利用回数」で1回あたりの単価に直すと、同じ考え方で「1日に何セッション必要か」が分かります。
トレーナー1人で対応できるセッション数には限りがあるので、損益分岐点がその上限に近すぎないかも確認しましょう。
■ 計算を自動にするテンプレート
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※数字は説明のための例です。実際の金額は地域や物件、業態で大きく変わります。