グラフの種類を間違えると伝わらない理由

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ビジネス・マーケティング
集計が終わり、数字をグラフにしてみたのに、見せた相手から「で、結局何が言いたいの?」と聞かれてしまったことはありませんか。数字自体は正しくても、グラフの種類が伝えたい内容と合っていないと、読み手には何も伝わりません。グラフを選ぶときの基準は、実はとてもシンプルです。「何を比べたいのか」を先に決めることです。

グラフは「比べたいもの」で選ぶ

グラフの種類は、それぞれ得意な比べ方が違います。たとえば月ごとの売上を比べたいときは棒グラフが向いています。売上が増えているのか減っているのか、月ごとの高低が一目で分かります。ところが同じ数字を円グラフにすると、月ごとの割合は見えても、増減の流れは分かりにくくなります。逆に、全体のうち何割を占めるかを見せたいときは円グラフが向いています。棒グラフで割合を見せようとすると、合計100%という関係が見えにくくなります。

よくある間違い3つ

まず、時系列の変化を円グラフで見せてしまうことです。円グラフは「ある時点の内訳」を見せるもので、時間の流れには向きません。次に、細かすぎる項目をそのまま円グラフにすることです。項目が10個以上あると、色が増えてどれがどれか分からなくなります。そういうときは、細かい項目を「その他」にまとめるか、棒グラフに変えましょう。最後に、縦軸を0から始めないことです。0から始めない棒グラフは、差が実際より大きく見えてしまい、読み手を誤解させます。

選ぶ前に「一文で言いたいこと」を書く

グラフを作る前に、伝えたいことを一文で書いてみてください。「先月より売上が増えた」「A商品が売上の半分を占める」といった具合です。その一文が「変化」なら折れ線グラフ、「比較」なら棒グラフ、「割合」なら円グラフ、という具合に、選ぶべき種類が自然と決まります。グラフの種類に迷ったら、伝えたい一文に戻るのがいちばんの近道です。

まとめ

グラフは、数字をきれいに見せるための飾りではありません。「何を比べたいか」が先にあり、それに合った種類を選ぶからこそ、読み手に伝わります。次にグラフを作るときは、作る前に伝えたい一文を書いてから、種類を選んでみてください。
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