「英語脳」より大事なこと。元英語教員が、英語を学ぶほど日本語を大事にしてほしい理由

「英語脳」より大事なこと。元英語教員が、英語を学ぶほど日本語を大事にしてほしい理由

記事
学び
お母さん係です。

この記事を読んで、「英語って、ちょっと面白いかも」と、肩の力を抜いて思ってもらえたらうれしいです。

「英語脳を育てよう」という言葉、よく見かけますよね。
日本語の脳と英語の脳は、たしかにちがいます。でも私は、英語脳をつくることより、もっと大事なことがあると思っています。

今日は、うさぎの話から始めます。

うさぎを見て、なんて言う?

うさぎを見て、かわいいなと思ったとき。
日本語なら、こう言いますよね。

「かわいいうさぎがいたね」

「私は、うさぎをかわいいと思った」と言うときも、「かわいい」が先に来て、「思った」はいちばん最後です。

日本語は、感じたことが先に来る言葉なんだと、私は思っています。

英語は、「私は思った」から始まる

英語で同じことを言うと、こうなります。

「I thought the rabbit was cute.」

まず「I thought(私は思った)」が来て、そのあとに「うさぎがかわいかった」が続きます。

英語は、それが「思った」ことなのか、「見た」ことなのか、「信じている」ことなのか。
感想なのか、事実なのか。そこを先にはっきりさせる言葉です。

これが、私の思う「英語脳」です。特別な才能ではなく、大事にしているところがちがう、というだけのことなんです。

ちがいが見えると、日本語のよさが見えてくる

英語を知ると、日本語とのちがいが見えてきます。
そして、ちがいが見えると、日本語のよさにも気づけるようになります。

「かわいい」と、感じたことをまっさきに言える。
誰が思ったかより先に、心が動いたことを大事にできる。

それは、日本語で育った私たちが、もともと持っているすてきなところだと思います。

英語を学ぶほど、日本語で感じる自分を大事にしてほしい

だから私は、英語を学ぶのにいちばん大事なのは、日本語で育った自分を大事にすることだと思っています。

英語ができるようになるために、日本語の感じ方を手放す必要はありません。
むしろ、英語を学ぶほど、「私は日本語で、こんなふうに感じているんだ」と自分を知っていける。

英語は、自分のよさに気づくための、ちょっとした鏡みたいなものです。

おわりに

英語脳を育てなくても、大丈夫です。
お子さんが「かわいい!」と先に言ったら、「日本語らしくて、いいなあ」と思うくらいで十分。

日本語で感じる気持ちを大事にしていれば、英語と出会ったとき、ちがいを面白がれる子になっていきます。

お母さん係


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