強迫性障害(OCD)と障害年金

強迫性障害(OCD)と障害年金

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コラム
強迫性障害(OCD)は現時点で障害年金の対象外といわれています。確かに、OCDは適切に治療すれば、ほぼ完治の状態まで持っていくことが可能なので、対象外なのかもしれません。

ただ、重症の場合、仕事どころか日常生活も立ち行かない患者さんもみえます。レアケースではありますが。

そういう場合、一時的に年金が必要なのでは? と思うこともあります。実際、取る方法もないわけではないのです。

ただ、OCDで年金まで持っていくより、治したほうが早いと思っていましたので、病院で働いていた時は、治癒を優先して患者さんをケアしていました。年金を取るのは大変ですから。実際、私がメインで看た患者さんは軽快して帰られました。

と言いながらも、同じ不安障害であるパニック障害の患者さんの年金を取ったことがあります。

いろいろ精神療法や生活指導をさせて頂きましたが、病院では生活できるものの、医療依存度が高く、パニック障害単体の病態とは思えませんでした。そのため、年金がないと生活不能だと判断しました。

その患者さんは自分で年金を申請してダメだったのですが、私の方からもう一度申請してみませんか? と提案させてもらいました。

ただ、年金の申請はかなり多くの文書を作成したり集めたりして、大変です。その患者さんにはそれをするだけの体力がありませんでした。

そこで別居しているご家族さんに来てもらい、書き方をお伝えの上書いてもらい、添削というか、色々修正をお願いしました。医師にも患者さんの状況を詳らかに伝え、病状をきちんと診断書に反映してもらいました。

そうして申請をして、訪問看護やデイケア、受診の間隔などを整えて退院されました。そのちょうど半年くらいあとに、患者さんから年金が通ったと喜びの手紙が病棟に頂きました。

必要な人に必要な支援が行き渡り私も嬉しかったです。1年ほど自宅で過ごした後、再入院を繰り返しましたので、摂れてよかったと思いました。ただ、治すことは難しかったのでもどかしい気持ちがあります。

OCDは、今後ICD11に変わる中で独立した一つのカテゴリーになります。そうすると、OCDも対象になるかもしれません。生活が困難な場合は主治医に相談してみるのも手でしょう。
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