声かけを10個提案するサービスと書かれていても、
「10個の言葉が並んでいるだけ?」
「自分の子どもに、どんな形で使えばいいの?」
と、届く内容を想像しにくいことがあると思います。
今回は、声かけ10個をどのように整理してお届けするのか、架空の例を使ってご紹介します。
声かけは一つの場面に絞って整理します
「言うことを聞かない」のような広い悩みだけでは、使う場面を決めにくくなります。
そのため、まずは「どの場面で困っているか」を一つ確認します。
たとえば、
・ゲームを終えるとき
・朝、着替えを始めるとき
・出かける準備をするとき
のように、実際の生活場面に分けて考えます。
すべての困りごとを一度に変えようとせず、最初に試す一場面を決めます。
届く文章のイメージ
ここでは、「ゲームを終える時間になっても、続けたい気持ちが強い」という架空の場面を例にします。
声かけの例は、次のように短い文章で整理します。
1. 「この対戦が終わったら、おしまいにしよう」
2. 「終わったら、コントローラーをここに置こう」
3. 「次は、お風呂と着替えのどちらからにする?」
これは納品内容の一部をイメージするための架空例です。
実際には、困っている場面、その前後の様子、これまで試した声かけなどを確認し、その子に試しやすい言葉を10個に整理します。
一般的な正解を決めるのではなく、家庭で口にしやすい選択肢を増やすための10個です。
10個すべてを同じ日に使う必要はありません
声かけは、多ければ多いほど伝わるわけではありません。
一度にいくつも伝えると、何から始めればよいか分かりにくくなることがあります。
納品された10個の中から、その日に試しやすいものを一つ選びます。
合わなかった場合は、言葉の長さ、伝えるタイミング、選択肢の数などを変えて試します。
10個は一度に使う指示ではなく、場面に合わせて選ぶための候補です。
短い声かけでも動けないとき
言葉を短くしても、すぐに行動へ移れないことはあります。
疲れや空腹が強い、周囲の音が気になる、次の活動が難しい、まだ気持ちを切り替えにくいなど、言葉以外の理由も考えられます。
その場合は、声かけを繰り返すだけでなく、休む、周囲を静かにする、最初の動きを一緒に行うなど、環境や手伝い方も確認します。
動けない理由を、保護者の伝え方だけの問題にしないことも大切です。
依頼するときに完璧な説明は必要ありません
困っている場面を、きれいな文章にまとめる必要はありません。
「いつ困るか」
「どのように声をかけたか」
「その後どうなったか」
分かる範囲を送っていただければ、不足している点はこちらから確認します。
お子さんのお名前、顔写真、診断名を送る必要はありません。
まとめ
声かけ10個は、どの家庭にも同じ言葉を当てはめるための一覧ではありません。
一つの生活場面を整理し、家庭で試しやすい短い言葉を選ぶための候補です。
まずは一つの場面、一つの声かけから試します。
子どもにどのように伝えればよいか迷う方へ、困っている場面に合わせた声かけを10個に整理するサービスを出品しています。
※合う声かけや必要な支援は、一人ひとり異なります。
※診断、治療、発達評価、行動の変化を保証するサービスではありません。