人手不足なのに、会社はなくなる。これからは「職種名」より「自分に何ができるか」を持っておく

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「人手不足」と聞くと、

働く人が足りないのだから、
仕事はなくならないのではないか。

そんなふうに感じることがあります。

実際、今の日本では多くの業界で人手不足が続いています。

一方で、

人手不足を理由の一つとして、
事業を続けられなくなる会社も出ています。

人が足りない。

それでも会社がなくなることがある。

少し不思議に感じる状況です。

だからこれからは、

「今の会社にずっといられるか」

だけではなく、

「もし会社が変わっても、自分には何ができるのか」

を知っておくことが、
これまで以上に大切になるのではないかと思っています。

人手不足だからといって、今の会社がずっと続くとは限らない


2026年度上半期には、
全国の企業倒産が5,373件となりました。

人手不足に関連した倒産も240件で、
過去最多となっています。

一方で、
求人そのものがなくなっているわけではありません。

2026年8月の有効求人倍率は1.18倍でした。

つまり今起きているのは、

「仕事がまったくない」

ということだけではありません。

仕事はある。

人も足りない。

それでも、

会社の経営状況や人件費、
物価高、
人材確保の難しさなどによって、

今いる職場がそのまま続くとは限らない。

そんな状態です。

ここで考えておきたいのが、

会社が変わったときにも持っていけるものは何か

ということです。

「職種名」は、そのまま持っていけないことがある


たとえば、

「スーパーで働いています」

という人がいたとします。

今の会社では、

その一言で何をしている人なのか、
ある程度分かってもらえるかもしれません。

でも、別の会社へ応募するとき、

「スーパーで働いていました」

だけでは、

その人が実際に何ができるのかまでは分かりません。

同じ販売の仕事でも、

レジを担当していた人。

品出しをしていた人。

在庫管理まで任されていた人。

新人教育をしていた人。

クレーム対応をしていた人。

一人ひとり、
経験してきたことは違います。

だから、

職種名より、その仕事の中で何をしてきたのか

を見る必要があります。

たとえば「販売」を分けてみる


「スーパーで販売の仕事をしていました」

これだけを見ると、

職種名は「販売」です。

でも実際にやってきたことを分けると、

・会計を正確に行う
・お客様からの質問に対応する
・商品を補充する
・売り場の状況を確認する
・混雑時には優先順位を変える
・在庫を確認する
・新人に仕事を教える

などが出てくるかもしれません。

ここから見えてくるのは、

顧客対応

正確性

在庫管理

状況判断

時間管理

教育・支援

といった力です。

「販売」という職種名は、
転職すれば変わるかもしれません。

でも、

状況を見ながら優先順位を変える力や、

間違えないよう確認する力、

人に仕事を教える力は、

別の仕事でも使えることがあります。

介護でも、物流でも同じです


介護なら、

「介護職をしていました」

だけではなく、

利用者さんの状況を観察する。

変化を記録する。

安全を確認する。

周囲へ情報共有する。

予定外のことに対応する。

そこには、

観察力・安全管理・記録力・情報共有・状況判断

があります。

物流なら、

「配送をしていました」

だけではなく、

届け先を確認する。

時間を管理する。

道路状況に応じて配送順を変える。

不在時に対応する。

荷物を間違えないよう確認する。

そこには、

正確性・時間管理・状況判断・問題対応

があります。

職種は違っても、

使っている力には、
共通するものがあります。

会社が変わっても残るもの


会社を辞めれば、

会社名は変わります。

部署も変わります。

肩書も変わるかもしれません。

でも、

そこで身につけた経験まで、
なくなるわけではありません。

問題は、

その経験が自分の中で

「ただやっていただけの仕事」

になっていることです。

「レジをしていただけ」

「夜勤をしていただけ」

「配送をしていただけ」

と思っていると、

次の仕事へ持っていけるものが見えません。

だから、

仕事を変える前に、

自分の仕事を一度だけでも分解してみる。

それが大切だと思っています。

これからは、「私は○○職です」だけではなく


これから仕事の環境は、
今より変わりやすくなるかもしれません。

会社が変わる。

業務内容が変わる。

今まで人がやっていた仕事の一部が、
別の方法に置き換わる。

そんなとき、

「私は○○職です」

だけではなく、

「私はこういうことができます」

と言えるものがあると、

次の仕事を考えるときの材料になります。

たとえば、

「販売員です」

ではなく、

「顧客対応しながら、状況に応じて優先順位を調整できます」

「介護職です」

ではなく、

「人の状態変化を観察し、記録・共有しながら対応できます」

「配送員です」

ではなく、

「時間と状況を見ながら、正確に業務を進められます」

というように。

職種を捨てるということではありません。

職種の中にある、自分の力まで知っておく。

ということです。

Career Translateが整理しているのも、この部分です


Career Translateでは、

これまで経験してきた仕事内容を伺い、

その仕事を細かく分けながら、

作業
↓
行動
↓
能力
↓
採用側にも伝わる表現

へ整理しています。

たとえば、

「レジをしていました」

という一言から、

どんな場面で、

何を確認し、

どう判断し、

どんな対応をしていたのか。

そこまで見ていきます。

職歴を大きく見せるためではありません。

自分がすでに持っているものを、見える形にするため

です。

今の会社にいるうちに、一度考えてみる


今すぐ転職する予定がなくても大丈夫です。

むしろ、

今働いているからこそ思い出せることがあります。

今日、

何を確認したか。

誰に対応したか。

何を判断したか。

何に気をつけたか。

困ったときにどう動いたか。

そんな日々の仕事の中に、

会社が変わっても持っていけるものがあります。

人手不足でも、

会社がなくなることはあります。

働き方が変わることもあります。

でも、

今まで身につけてきた経験まで、
一緒になくなるわけではありません。

だからこれからは、

「どこで働いているか」だけではなく、
「自分には何ができるのか」も持っておく。

そのために、

今の仕事を一度、
言葉にしてみてください。

会社の名前ではなく、

自分自身の中に残る形で。




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