もし明日、今の会社を離れることになったら。|今の仕事を”次に持っていける言葉”にしておく

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コラム
今の会社を辞める予定はない。

転職するつもりもない。

できれば、このまま働き続けたい。

そう思っていても、会社の事情まで自分で決めることはできません。

業績が悪くなることもあります。

働いていた部署がなくなることもあります。

場合によっては、会社そのものがなくなることもあります。

だからといって、毎日不安になりながら働く必要はりません。

ただ、ひとつだけ。

今の会社にいるうちに、「自分はここで何をしてきたのか」を一度言葉にしておく。

これは、これからの働き方を考えるうえで、小さな備えになると思っています。

会社がなくなっても、あなたの経験までなくなるわけではありません


会社を離れることになれば、

会社名も、
肩書も、
所属していた部署も、

そこに置いていくことになります。

でも、その会社で身につけた経験までなくなるわけではありません。

たとえば、

・お客様への対応を続けてきたこと
・ミスを防ぐために確認してきたこと
・一人で任されていた仕事
・決められた時間内に終わらせてきたこと
・トラブルが起きた時に対応したこと
・新人に仕事を教えたこと
・事故が起きないよう安全を確認してきたこと

こうした経験は、会社の中だけに残るものではありません。

次の職場にも持っていけるものです。

ただし、その経験が自分の中で言葉になっていなければ、

「自分には何もない」

と思ってしまうことがあります。

「毎日やっていただけ」の中にも、持っていけるものがある


たとえば、物流の仕事で毎日配送をしていたとします。

本人にとっては、

「毎日荷物を運んでいただけ」

かもしれません。

でも、仕事を少し細かく見てみます。

決められた時間内で配送を完了する。

これは、

時間管理

と見ることができます。

荷物と配送先を確認し、間違えないように届ける。

これは、

正確性

です。

道路の混雑、配送先の不在、予定変更などに対応する。

ここには、

状況判断や問題対応

があります。

つまり、

「配達をしていた」

という一言の中にも、

時間管理、
正確性
状況判断、
問題対応など、

別の仕事でも使える力が含まれています。

仕事を離れてからでは、思い出せないことがあります


職務経歴書を書こうとして、

「前の会社では何をしていましたか」

と聞かれたとき、

意外と細かいことを思い出せないことがあります。

特に、毎日当たり前にやっていたことほど残りにくいものです。

忙しい時間帯に何を優先していたのか。

間違いを防ぐために何を確認していたのか。

人からどんな仕事を任されていたのか。

困ったときに、どう対応していたのか。

働いている最中には、

「そんなことまで書く必要はない」

と思うかもしれません。

でも、職場を離れたあとに振り替えると、

そうした小さな経験こそが、

「自分は何ができる人なのか」

を説明する材料になります。

だから、転職する予定がなくても、

今の仕事をしているうちに少しずつ記録しておくことをおすすめします。

今のうちに書いておきたいこと


立派な文章を書く必要はありません。

まずはメモで十分です。

たとえば、

「毎日やっていること」

「よく人から頼まれること」

「失敗しないよう気をつけていること」

「忙しいときに自分で判断していること」

「困ったときに対応したこと」

「人に教えたこと」

「安全のために確認していること」

こうしたことを残しておきます。

その時点では、

「これが何の役に立つんだろう」

と思うかもしれません。

でも、それらをあとから整理すると、

自分の経験の中にある能力が見えてきます。

会社に所属していることと、自分の経験を持っていることは別です


会社に所属していれば、

自分の仕事は会社の中では分かってもらえます。

「あの人はこの仕事をしている人」

と周囲も知っています。

でも会社の外に出ると、それだけでは伝わりません。

そこで必要になるのが、

自分の仕事を、自分の言葉で説明できること

です。

これは、自分を必要以上によく見せることではありません。

やってきた仕事を大げさに言い換えることでもありません。

実際にやってきたことを整理して、

その中でどんな能力を使っていたのかを言葉にする。

それだけです。

転職することが決まってからではなくてもいい


Career Translateでは、

自分では「普通の仕事」だと思っている経験を一つずつ整理し、

その中にある能力を、採用する側にも伝わる言葉へ変えていくお手伝いをしています。

転職が決まってから慌てて使うもの、というだけではありません。

「今すぐ辞める予定はないけれど、一度、自分がやってきた仕事を整理しておきたい」

そんなときにも使えます。

会社の状況は、自分では決められません。

仕事の環境も、これから変わっていくかもしれません。

でも、

今まで自分がやってきたことを、次に持っていける形にしておくこと

はできます。

会社が変わっても、

職場が変わっても、

それまで積み重ねてきた経験までなくなるわけではありません。

だからこそ、まだ今の仕事をしているうちに、

一度だけでも、

「私はここで、何をしてきたんだろう」

と振り返ってみてください。

今は当たり前に見えるその仕事が、

次の場所へ持っていける大切な材料になるかもしれません。
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