「介護・販売・物流しかしていない」と思っていませんか?|その経験を職務経歴書の言葉に変える方法

記事
コラム
「介護の仕事しかしていない」

「スーパーで働いただけ」

「配達や仕分けをしていただけ」

職務経歴書を書こうとしたとき、自分の経験をこんなふうに考えてしまうことはありませんか。

毎日やっていた仕事ほど、自分にとっては「普通」になります。

そのため、

「特別なことはしていない」
「誰でもできる仕事だった」
「職務経歴書に書くほどのことではない」

と思ってしまいやすいものです。

仕事を「作業名」だけで見ると、その中で使っていた力が見えなくなります。

たとえば、

「夜勤をしていた」
「品出しをしていた」
「配達をしていた」

という一言だけでは、その仕事の中身はほとんど伝わりません。

そこで今回は、

「やっていた作業」
↓
「その中で使っていた能力」
↓
「職務経歴書で伝えられる言葉」

という3段階で、介護・販売・物流の仕事を見てみます。

介護|「夜勤をしていただけ」ではありません


たとえば、介護の夜勤。

自分では、

「夜勤をしていました」

としか思わないかもしれません。

でも実際には、

・利用者さんの状態を確認する
・必要な介助を行う
・安全を確認する
・予定外のことが起きたら対応する
・記録を残す
・一人で判断しなければならない場面もある

といった仕事をしています。

これを分けてみると、

夜勤をしていた
→自律性・状況判断・安全管理
→単独勤務環境で利用者の状態を確認しながら、必要な業務を判断・遂行

という見方ができます。

また、

記録を書いていた
→正確性・情報管理
→利用者の状態や支援内容を正確に記録し、情報共有に活用

と整理できます。

本人にとっては日常の仕事でも、その中では複数の能力を使っています。

販売|「品出しをしていただけ」ではありません


スーパーや小売店での品出しも同じです。

「商品を棚に並べていました。」

だけでは、単純な作業に見えてしまいます。

でも実際には、

・売り場の商品数を確認する
・不足している商品を補充する
・商品の位置を確認する
・陳列状態を整える
・お客様から質問されたら対応する
・混雑状況を見ながら作業順を変える

といったことをしています。

これを整理すると、

品出しをしていた
→在庫管理・状況判断
→商品在庫を確認しながら補充を行い、売り場の維持・管理を実施

と表現できます。

レジ業務も、

レジをしていた
→正確性・顧客対応
→会計業務を正確に行いながら、問い合わせや顧客対応にも従事

と見ることができます。

単に「レジ」「品出し」と書くだけでは見えなかったものが、少しずつ出てきます。

物流|「配達をしていただけ」ではありません


配送の仕事も、

「荷物を運んでいました」

だけではありません。

実際には、

・配送先を確認する
・時間指定を意識する
・配送順を考える
・荷物を間違えないよう確認する
・交通状況に応じて判断する
・お客様への受け渡しを行う

など、複数の作業があります。

ここから、

配達をしていた
→時間管理・状況判断
→指定時間を意識しながら配送順序を調整し、業務を遂行

という表現ができます。

仕分け作業なら、

荷物を仕分けしていた
→正確性・効率性
→配送先や区分を確認しながら、正確かつ効率的に仕分け作業を実施

と整理できます。

仕事を大げさに見せるのではありません


ここで大切なのは、

職歴をよく見せるために、仕事を大げさに言い換えるのではない

ということです。

実際にやっていないことを付け加えたり、必要以上に立派に表現したりする必要はありません。

やることはもっとシンプルです。

これまで自分がやってきた仕事を細かく分解して、

「その作業では、どんな力を使っていたのか」

「採用する側には、どう伝えれば仕事内容が分かるのか」

を整理するだけです。

「自分には何もない」と思ったときこそ、作業を細かく見る


職務経歴書を書くとき、多くの人は最初から、

「強みは何ですか」

と考えます。

でも、自分の強みをいきなり答えるのは難しいものです。

そんなときは、まず、

「毎日何をしていたか」

から考えてみてください。

たとえば、

・毎日必ず確認していたこと
・間違えないよう気を付けていたこと
・忙しいときに判断していたこと
・一人で任されていたこと
・お客様や利用者さんからよく聞かれていたこと
・周囲と連携していたこと

こうしたことを書き出してみると、自分では気づいていなかった能力が見えてくることがあります。

「介護しかしていない」

「販売しかしていない」

「物流しかしていない」

のではありません。

その仕事の中で、毎日いろいろな判断や行動を積み重ねてきたはずです。

それが、まだ「職務経歴書の言葉」になっていないだけかもしれません。

Career Translateでは、

普段やってきた仕事を分解し、その中にある能力を見つけ、採用側に伝わる言葉へ整理する

お手伝いをしています。

職歴を立派に作り替えるためではありません。

これまで本当にやってきたことを、自分でも見える形にするためです。

もし今、

「自分には書けることがない」

と思っているなら、

まずは仕事の名前ではなく、

「その仕事の中で、自分は実際に何をしていたか」

を一つずつ思い出してみてください。

「ただやっていただけ」と思っていた仕事の中にも、職務経歴書に使える材料はきっとあります。

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