エクセルで四捨五入するときはROUND関数を使います。100円単位にしたいときは、桁数に「-2」を入れるのがコツです。切り上げ・切り捨てはROUNDUP・ROUNDDOWNで、考え方は同じです。
■ 100円単位に四捨五入する
=ROUND(A2,-2)
桁数の「-2」は「1の位と10の位を丸める」という意味です。
試した結果:1,234→1,200/1,250→1,300/1,349→1,300/1,350→1,400/1,551→1,600/2,049→2,000。
■ 切り上げ・切り捨てにする
切り上げ:=ROUNDUP(A2,-2)
切り捨て:=ROUNDDOWN(A2,-2)
試した結果(1,234の場合):切り上げ 1,300/切り捨て 1,200。請求書で端数を切り上げたいとき、値引きで切り捨てたいときに使い分けます。
■ 桁数の数字の見方
・0:整数にする(小数点以下を丸める)
・1:小数第1位まで残す(2,049.55→2,049.6)
・-1:10円単位/-2:100円単位/-3:1,000円単位
正の数は小数点の右、負の数は小数点の左を丸める、と覚えると迷いません。
■ 合計が合わないときの原因
セルの「表示形式」で小数点以下を非表示にしても、中の数字は丸まっていません。10.4を3つ並べると、表示はどれも「10」でも、合計は31.2(表示は「31」)になります。紙で足すと30なのに、画面は31、というずれです。
直し方:各行をROUNDで丸めた列を作り、その列を合計します(試した結果:30)。
=ROUND(A2,0)
「表示だけ丸める」と「値を丸める」は別物です。請求書や見積書の合計は、値を丸めた列で足すと金額が一致します。
■ 消費税の端数
税込にしたあと端数を丸めるときも同じです。例:=ROUNDDOWN(A2*1.1,0)。端数の扱い(切り捨て・切り上げ・四捨五入)は、取引先との取り決めや請求書の書き方に合わせます。
■ うまくいかないとき
・「-2」を「2」にしてしまう:小数点の右を丸めるので、整数の金額は変わりません。
・文字列の数字(左に寄っている):丸まりません。=ROUND(VALUE(A2),-2) で数字にします。
・パーセント表示:0.456 を45.6%と見せているとき、丸めるのは元の0.456です。=ROUND(A2,2) で45%になります。
■ 向かない場合
請求書・見積書の端数処理を何十行もまとめて直す表は、式を足していくより、表の作りから整えたほうが早いことがあります。自分で組み直す時間がないときは、専用の調整サービスもあります。