名簿や品番に全角と半角が混ざっていると、検索や重複のチェックが合わなくなります。直す方法は3つあります。数が少なければ関数なし、多ければ関数が早いです。
■ 1. 関数なし:置換で直す
数字だけなら置換で足ります。
1. Ctrl+H を押す
2. 「検索する文字列」に全角の「1」、「置換後の文字列」に半角の「1」を入れる
3. 「すべて置換」を押す
これを0から9まで10回くり返します。英字や記号まで直すには回数が多いので、数字だけの列に向いています。
■ 2. 関数なし:フラッシュフィルで直す
隣の列に、半角にした見本を1〜2行だけ手で入れます。次の行で Ctrl+E を押すと、同じ直し方で下まで埋まります。
規則が単純なときは一度で埋まります。混ざり方が複雑だと外れることがあるので、結果は目で確かめてください。
■ 3. 関数あり:ASC関数
隣の列に次の式を入れて、下へコピーします。
=ASC(A2)
全角の英数字・カタカナ・記号が半角になります。ひらがなと漢字は半角にならず、そのまま残ります。
■ 入力例(架空の文字)
- ABC001 → ABC001
- 123-456 → 123-456
- カタカナ漢字ひらがな → カタカナ漢字ひらがな
逆に、半角を全角にしたいときは次の式です。
=JIS(A2)
■ 4. 結果を元の列に戻す
式の結果は、式のままです。結果の列をコピーして、元の列に「値」として貼り付けると置き換わります(貼り付けのオプションで「値」を選びます)。そのあと式の列は消して構いません。
■ 5. 気をつけること
- カタカナも半角になります(「ア」→「ア」)。氏名や住所を半角カナにしたくないときは、数字だけを置換で直してください。
- 品番の先頭のゼロ(001)は、セルの書式が「標準」だと消えます。先に書式を「文字列」にしてから直します。
- 直す前に、元の列をコピーして残しておくと安心です。
■ 6. 次から混ざらないようにする
入力する列を選び、データ → データの入力規則 → 「日本語入力」タブで「半角英数字」にしておくと、その列は全角が入りにくくなります。
■ 注意
- 操作名はWindows・Microsoft 365のExcelのものです。Macや古い版では名前が少し違うことがあります。
- ASC・JISは日本語環境で使える関数です。他の言語の設定では表示されないことがあります。
- 数万行や複数のファイルをまとめて直す場合は、マクロやPower Queryのほうが向いています。
手持ちの名簿や在庫表の表記ゆれを直したい方は、Excel調整サービスでご相談を承ります。