職場の人と合わない、という感覚は、口に出しにくいまま長く続くことがあります。今日は、そういうときに占星術ではどこを見るのかを、読み方の説明としてお話しします。
■ どちらが悪いのか、とは分けません
はじめにお伝えしたいのは、原因がどちらにあるのかを決める読み方はしないということです。星で見るのは、ご自身と相手が持っている速さや温度の違い、そしてご自身がどんな場で力を出しやすいかという傾向です。合わないという感覚は、優劣ではなく、噛み合わせの話として扱います。
■ 円の高いところの手前に、日々の仕事場があります
出生図を円に描いたとき、社会に向けて立つ方角へ上がっていく途中に、毎日の務めや、同じ場所で顔を合わせる人たちを受け持つ場所があります。職業そのものではなく、日々の段取りや役割の分かれ方がここに預けられています。
ここに星が集まっている方は、仕事の中身よりも、進め方や手順のほうが気になりやすい傾向があります。相手の運び方が、内容以上に引っかかるのは、この配置から読むことがあります。
一方、人と並んで組むことを受け持つ、円の横の方角に重みがある方は、相手との関係そのものが仕事の出来を左右しやすいです。関係が整っていないと、作業そのものが進まないという形になります。
■ 月は、何があると落ち着けるかを示します
次に見るのが月です。月は、安心できる状態を受け持ちます。
静かな場所で一人で詰めるときに落ち着く配置、声をかけ合っていたいときに落ち着く配置、見通しが立っていることで落ち着く配置があります。月が求めるものが職場の空気と食い違っていると、仕事の内容に不満がなくても、ずっと落ち着かないままになります。合う合わないの感覚は、ここから来ている場合が少なくありません。
■ 境界をどう引くかという話
人との距離の取り方にも、生まれ持った癖があります。線を引くのが得意な配置と、相手の調子をそのまま受け取ってしまう配置があります。
後者の方は、相手に悪気がなくても、場の空気をまるごと引き受けてしまいやすいです。距離を置く工夫が、そのまま働きやすさにつながる読み方になります。
■ 動きやすい時期について
いまの空の星が、日々の務めを受け持つあたりや、組む相手を受け持つ方角に差しかかる頃は、役割や人の並びが変わりやすい時期とされています。重みのある星が通る頃には、結び直すのに時間がかかる代わり、落ち着いた形が残りやすい傾向があります。
ただ、時期が来ていなくても距離は取れますし、時期だからといって急いで動かなくてもかまいません。星は追い風の向きを示すもので、進む道を決めるものではないと考えています。
■ おわりに
星の配置は傾向であって、その方の歩みを定めるものではありません。ただ、自分がどんな場で力を出しやすい人なのかが分かると、合わせるところと手放すところを選びやすくなります。
ご自身の出生図で、仕事の傾向と動きやすい時期を読んでみたい方は、下のメニューからどうぞ。