困っていても、人に頼むのが苦手。そういうお話をうかがうことがあります。今日は、頼れないという感覚を、占星術ではどこを見て読むのかをお話しします。
■ 性格の弱さとしては読みません
はじめにお伝えしたいのは、頼れないことを欠点として扱わないということです。星で見るのは、その方がどういう形で安心を得てきたか、そして人に預けることが、その安心の形とどう噛み合っているかです。直すべき癖ではなく、成り立ちとして読みます。
■ 月は、頼り方の土台になります
出生図のなかで、頼ることにいちばん近いところにいるのは月です。月は、何をしていると落ち着くかを受け持ちます。
人の手の中にいることで安心する配置があれば、自分の手で握っていることで安心する配置もあります。後者の方は、頼ることそのものが落ち着かないのです。遠慮しているのではなく、預けた状態が落ち着かない。ここを読み分けておくと、頼めない自分への責め方が少し変わるのではないかと思います。
■ 円の底にあるものを見ます
出生図を円に描いたとき、いちばん下にあたる方角は、その方の土台を表すところです。育った家のことや、帰って落ち着ける場所の感覚が、このあたりに預けられています。
ここに守りの強い星が置かれている方は、家の中でも気を張ってきた形が出やすく、人に委ねる機会が少なかった傾向として読むことがあります。これは誰が悪いという話ではなく、そういう配置だった、というだけのことです。
ただ、守りの強い星は、頼らずにやってこられた力でもあります。頼れないという悩みの裏側には、たいてい、ひとりで立ってきた時間が積まれています。そこを削ってしまわないように読みます。
■ 向かい側に、他人がいます
円の真ん中を通した向かい側には、人と一対一で向き合う場所があります。自分の側だけで完結しようとする配置と、相手がいて初めて動き出す配置があり、ここが詰まっていると、助けを受け取ること自体がぎこちなく感じられます。
受け取るのが苦手な方は、頼る前に先に渡そうとしてしまうことがよくあります。差し出すほうが気が済むからです。星を見ていると、その往復が形として表れていることがあります。
■ 読んだあとに
配置そのものは変わりません。けれど、自分の落ち着く形が分かっていると、どこなら預けられるかを選びやすくなります。すべてを誰かに委ねなくてよいのです。ひとつだけ渡してみる、くらいの余地が見つかれば十分かと思います。
ご自身の星の配置が気になる方は、下のメニューからお読みします。