「あの人とは相性が良いのでしょうか」
ご相談のなかで、いちばん多くいただく問いのひとつです。今日は、星で相性を見るときに何を見ているのかをお話ししてみます。特定のどなたかを鑑定する話ではなく、「こういう読み方をします」という説明として受け取っていただければと思います。
■ 二枚の地図を重ねる
相性を見るとき、はじめにすることは単純です。お二人それぞれの出生図を作り、それを重ね合わせます。
生まれた瞬間の空を写した図が、二枚。そのどこが触れ合い、どこがすれ違っているのかを眺めていきます。星同士が近い場所にあれば、その分野で響き合いやすい。空をはさんで向かい合っていれば、同じものを別の側から見ていることになります。
つまり相性とは、どちらか一方の性質ではなく、二枚の図のあいだに生まれる関係のことです。同じ方でも、お相手が変われば出てくる形はまるで違います。
■ 「良い」は、ひとつの意味ではない
ここが、今日いちばんお伝えしたいところです。
星同士が心地よい角度で結ばれているとき、たしかに話は通じやすく、いっしょにいて力がいりません。けれどその配置は、相手から何かを引き出す働きが弱いこともあります。似た者どうしで穏やかに過ごすうちに、二人とも同じ場所にとどまっていた、ということが起こります。
いっぽう、張りつめた角度を持つお二人は、たびたび意見がぶつかります。ただ、ぶつかる場所というのは、たいてい互いにとって大事な場所です。その摩擦が、ひとりでは動かなかったところを動かしていくこともあります。
ですから鑑定では、「良い・悪い」ではなく、「どういう相性か」をお伝えするようにしています。楽な関係なのか、育つ関係なのか。長く続きやすい組み合わせなのか、短い期間に濃く関わる組み合わせなのか。
■ どの星が触れているかで、分野が変わる
もうひとつ見るのは、どの星同士が触れているかです。
月と月が響き合うお二人は、暮らしのリズムや、安心できる条件が似ています。いっしょにいて構えずに済む関係です。金星と火星が触れていれば、惹かれ合う力が働きやすい。水星どうしが結ばれていれば、話していて飽きません。土星が相手の星に触れているときは、簡単には切れない代わりに、責任の重さがついてまわります。
同じ「相性が良い」でも、それが暮らしの相性なのか、惹かれ合う相性なのか、話の相性なのかで、続き方はずいぶん違ってきます。
■ おわりに
相性の図が教えてくれるのは、お二人のあいだに何が起きやすいかという傾向であって、この先続くかどうかの答えではありません。答えを出すのは、いつもお二人のほうです。
ただ、「なぜこの人とだけは、話がすれ違ってしまうのか」に名前がつくと、同じ出来事が少し違って見えてくることがあります。
お二人の生年月日から、相性の図もお読みしています。ご希望の方は、出品ページからお声がけください。