出生図は、十の星が円のどこに置かれているかを描いた図です。その星たちは、きれいに散らばっているわけではありません。何枚か並べて見ますと、一か所にぎゅっと寄っている図、反対に、ぽっかり空いた場所が目立つ図があります。今日はこの「偏り」のお話をします。
■ 円は十二の部屋に分かれています
出生図の円は、十二の部屋に区切られています。それぞれの部屋が、暮らしのどの場面を受け持つかが決まっています。自分自身のこと、持ち物のこと、学びや近い人との行き来、家庭、ひとに関わること、仕事や役割、といった具合です。
十の星が十二の部屋に入るのですから、どこかの部屋には二つ三つ入り、どこかの部屋は空になります。これはどなたの図でも起こることで、欠けているという意味ではありません。
■ 星が集まっている場所
三つ以上の星が隣り合って一か所に寄っていると、その場面に力が集まっていると読みます。そこがその方の舞台になりやすい、という見方です。
たとえば仕事や役割を受け持つ部屋に星が集まっている方は、働くことを通してご自身の形が決まっていく傾向があります。ひとに関わる部屋に集まっていれば、誰かとの関わりのなかで物事が動いていきやすい、と読みます。
集まっている場所は、それだけ手応えも大きくなります。うまく回っているときには強い持ち味になり、行き詰まったときには同じ場所でばかり考えこむ、ということも起こりやすいようです。
■ 空いている部屋には、何もないのか
ここをご心配される方が多いのですが、星が入っていない部屋は「その場面がご自身の人生に起こらない」という意味ではありません。
部屋には、星がなくても入口があります。その入口がどの星座に当たるか、そしてその星座を受け持つ星がどこにいるかを追って読みます。たとえば家庭の部屋が空であれば、その入口の星座を受け持つ星を探し、その星がいる場所の様子から、家庭のことをどう扱う方なのかを見ていきます。
ですから、空いている部屋は「別のところから借りてくる場所」だと考えます。ご自身で抱えこむより、人や場に委ねるほうが流れやすい場面、と読むこともあります。
■ 偏りそのものが、その方の形です
十二の部屋に均等に星が散っている図は、めずらしいものです。たいていは、どこかが濃くてどこかが薄い。その濃淡が、その方の輪郭をつくっています。
濃いところは、何度も戻ってくる場所。薄いところは、力を入れずに通り過ぎてよい場所。そう考えますと、図をながめる気持ちが少し変わるのではないかと思います。
■ おわりに
出生図を見るとき、それぞれの星がどの星座にあるかだけでなく、「どこに寄っているか」をながめてみてください。集まりと空白、その両方がその方の形をつくっています。
ご自身の星の配置が気になる方は、下のメニューからお読みします。