今日は未明の二時十四分ごろ、月が山羊座から水瓶座へ移りました。
水瓶座は、少し離れたところから全体を眺める星座です。昨日までの山羊座の月が「目の前のひとつを運びきる」空気だったとすれば、今日はその手を止めて、机から一歩下がってみる日になります。近づきすぎていたものは、離れてみるとはじめて形がわかることがあります。急いで結論を出すよりも、いま自分が何をどこまで進めてきたのかを、ざっと見渡してみてください。
月はいま十三夜、満月へ向かう途中にあります。まだ満ちきってはいませんが、輪郭はかなり丸くなってきたころです。この時期の空は、新しく何かを起こすというより、育ててきたものの様子をたしかめる時間に向いています。手を広げるのは満月を過ぎてからでも遅くありません。
そして太陽は、乙女座のいちばん最後の度数にいます。明日には天秤座へ入っていきます。季節のつなぎ目にあたる数日で、ひとつの区切りが静かに閉じようとしているところです。乙女座の期間に整えてきたこと、片づけてきたことがあれば、今日はその仕上げにちょうどよい日だと考えてみてください。
今日はたらいている角度を、三つ挙げてみます。
ひとつめは、水星と木星がほぼぴったりの調和の角度を結んでいること。水星は言葉と考えごとを、木星は物事の広がりを受けもつ星です。このふたつがうなずき合うとき、話はいつもより遠くまで届きます。誰かに伝えようか迷っていた提案があるなら、今日は短い一行からでも切り出してみる価値がありそうです。
ふたつめは、水瓶座の月と双子座の天王星が、軽やかな調和の角度にあること。天王星は、予定になかったほうへ話を動かす星です。今日はその動きが味方につきやすく、ふと浮かんだ思いつきや、いつもと違う順番で試してみたことが、思いのほかうまく運ぶ傾向があります。手順を守ることよりも、やり方を変えてみることのほうが今日は効きます。
みっつめは、月と金星が緊張の角度にあること。金星は人との距離や、心地よさに関わる星です。全体を見ようとする水瓶座の月と、目の前の相手を大事にしたい金星とで、気持ちが少しちぐはぐに感じられる場面があるかもしれません。冷たくしたつもりがなくても、そっけなく受け取られることがあります。今日は言葉をひとこと多めに添えておくと、行き違いが減りそうです。
今日の提案は、手を止めて見渡す時間を十分だけとること。やることを減らす必要はありません。ただ、進めている途中で一度だけ顔を上げて、全体のどこにいるのかを確かめてみてください。水瓶座の月の下では、その十分が、そのあとの何時間ぶんかを節約してくれることがあります。
ご自身の星の配置が気になる方は、ホロスコープからお手伝いできます。