Excelの毎回同じ作業、繰り返していませんか?
「毎月、同じ集計をしている」
「何度も同じところをコピーしている」
「複数のファイルから、毎回同じデータを集めている」
気づけば、こんなExcel作業を何度も繰り返している。
そんなことはないでしょうか。
一つひとつは数分で終わる作業でも、毎日・毎月繰り返していると、意外と時間がかかっています。
私は製造業の生産技術業務に25年間携わる中で、Excelを使った集計やデータ整理、業務改善を行ってきました。
その中で、VBAを使って繰り返し作業を自動化することもあります。
ただ、その経験から感じるのは、
「繰り返し作業だから、全部VBAで自動化すればいい」ということではない
ということです。
大切なのは、いきなりVBAを作ることではありません。
まず、
「今、どんな作業を繰り返しているのか」
を整理することから始めます。
1.毎回同じ手順でやっているか確認する
まず確認したいのが、
「その作業を、毎回ほぼ同じ手順でやっているか」
です。
例えば、
・複数のExcelファイルを開く
・必要なデータをコピーする
・1つのシートにまとめる
・決まった形に整える
・集計結果を作る
このように、毎回ほぼ同じ順番で行っている作業は、VBAで自動化できる可能性があります。
反対に、
その都度データを見ながら判断したり、毎回やり方が大きく変わったりする仕事は、すべてを自動化するのが難しい場合もあります。
まずは、
「毎回、同じようにやっている作業はないか?」
と考えてみる。
そこから、自動化できそうな作業が見えてきます。
2.作業のルールが決まっているか確認する
次に確認したいのが、作業のルールです。
例えば、
「A列の商品番号を確認する」
「売上が0円の行は除外する」
「複数ファイルのデータを1つのシートにまとめる」
など、
「この場合は、こうする」
というルールが決まっている仕事は、VBAで処理しやすくなります。
一方で、
「このデータは少し変だから確認しておこう」
「今回はいつもと違うので、この処理はやめておこう」
といった、人の判断が必要な部分もあります。
そんな場合は、全部をVBAに任せる必要はありません。
決まった作業はVBAに任せて、判断が必要なところは人が確認する。
このように分けて考える方法もあります。
自動化というと、すべてを機械に任せるイメージがあるかもしれません。
でも、
人がやった方がいい仕事は残して、繰り返し作業だけラクにする。
それでも十分、仕事の改善になります。
3.どこまで自動化するか考える
VBAでできることが分かってくると、
「あれも自動化したい」
「これも自動化できそう」
と考えたくなります。
ただ、機能を増やしすぎると、VBAそのものが複雑になることもあります。
仕事の内容が変わったときに修正しにくくなったり、作った本人しか分からない仕組みになったりすることもあります。
そこで考えたいのが、
「どこまで自動化すれば、この仕事がラクになるのか?」
ということです。
例えば、10個ある作業のうち、時間のかかっている3つだけを自動化する。
それだけでも、毎月繰り返している仕事なら効果は積み重なります。
全部を自動化することが目的ではありません。
仕事全体がラクになること。
そこを目的にした方が、実際の仕事で使いやすい仕組みになると考えています。
まとめ
Excelの繰り返し作業をVBAで自動化するときは、いきなりコードを作る前に、
1.毎回同じ手順でやっているか確認する
2.作業のルールが決まっているか確認する
3.どこまで自動化するか考える
この3つを整理してみることをおすすめします。
そうすると、
「ここはVBAに任せられそう」
「ここは人が確認した方がよさそう」
という境目が見えてきます。
VBAを使うこと自体が目的ではありません。
毎日の面倒な仕事を、少しでもラクにすること。
そのための一つの方法として、VBAを使えばいいと私は考えています。
「自分のExcel作業も自動化できる?」という方へ
「毎回同じExcel作業をしている」
「コピペや集計に時間がかかっている」
「VBAで自動化できるのか分からない」
そんな場合は、まず今の作業を整理するところから始めます。
現在のExcel作業や、毎回繰り返している手順を一緒に確認しながら、
どこをVBAで自動化するのか、どこを人の作業として残すのか。
今の仕事に合った方法を一緒に考えます。
「VBAのことは詳しく分からない」という段階でも大丈夫です。
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