現役看護師がつくる病棟の研修資料|作成例と大事にしていること

現役看護師がつくる病棟の研修資料|作成例と大事にしていること

記事
コラム
急性期病棟で20年、看護師をしています。

今は教育係・急変係として、病棟の研修を回しながら、病棟で使う研修資料やマニュアルも作成してきました。

根性論ではなく、仕組みで自分とチームを守る。
それをずっとやってきました。

ここでは、これまで作ってきたものと、どんな考え方で作っているかをまとめています。



つくってきたもの


◾️急変シミュレーション研修 資料一式

急変が少ない病棟向けに、カンファレンス後の15〜30分で回せる形にしたものです。企画書、ラダー別の到達目標、時系列シナリオ、バイタル提示スライド、対応チェック表まで一式そろっています。

実際に自分の病棟で回しながら、参加者の反応を見て改善してきた構成です。
2.png




◾️KYT研修キット

危険予知トレーニングの講義スライド、KYTシート(記入例つき)、進行台本の一式です。毎年やっているのに形骸化してしまう、という病棟向けに作り直しました。

KYT資料.png



◾️病棟の年間取り組み発表用スライド

病棟の1年間の取り組みを、院内発表用にまとめるためのスライドです。何をどの順番で見せると伝わるか、という型をそのまま使えます。

今年度の取り組み (2).png



◾️新人教育 年間スケジュール

集合研修・職場内研修・受け持ちの進め方・到達目標を1枚にまとめたものです。4月の見学から3月の独り立ちまで、月ごとの到達目標と技術チェックリストの時期を設計しています。最下段には教育担当者自身の年間スケジュールも含めています。

新人教育年間スケジュール.png


※いずれもポートフォリオにも画像を掲載しています。




資料をつくるときに大事にしていること


「あとは回すだけ」の状態でお渡しすること

研修資料でよくあるのは、内容は正しいのに、当日どう進めればいいか分からない、というものです。
企画書だけあってもシナリオがない、スライドはあっても進行の順番が書いていない。
結局そこを自分で作ることになります。

なので私は、例えば急変対応であれば、患者設定からバイタル提示、ラダー別の到達目標、学習のポイントまで、一式そろった状態でお渡ししています。



ラダーごとに到達目標を分けること

同じ研修でも、新人は「異常に気づいて報告する」、中堅は「医師の指示前に初期対応する」、リーダーは「チームを動かす」。

学ぶことが違います。

ここを分けておくと、経験年数がバラバラでも1度の研修で全員が参加できます。



院内の教育体系にそのまま乗ること

ABCDEアプローチ、SBAR、BLS/ACLS。
この軸で作っておくと、多くの病院でそのまま組み込めます。
独自の枠組みで作ると、既存の研修とつながりません。


なぜ作れるの?(about me🌸)

・看護師歴20年/急性期病院(三次救急600床4年、300床16年)
・脳神経外科、SCU、HCU、救急科、整形外科、小児科ほか
・教育係、新人教育、実習指導者、看護学校外部講師(脳外科看護・5年)
・医療安全、急変予防、感染、褥瘡、NST、退院支援ほか委員会活動
・BLS/ACLS研修の企画・運営
・エンドオブライフケア(ELNEC-J)受講


資料作成にはAIも使っています。
内容の妥当性は、現役の看護師として一つひとつ確認したうえで形にしています。


楽をできるところは、シェアする


教育係になると、誰にも頼まれていないのに、家で企画書を書いていたりします。(私はしていました)

でも、誰かがもう作っているのに、また一から作る必要はないと思っています。

楽をできるところはシェアして、楽をする。
浮いた時間は、研修そのものか、自分のプライベートに使ってください。



ご相談ください


「うちの病棟はこういう急変が多い」といった相談段階でも歓迎です。
見積もり相談は無料です。


▶︎ 一般病棟の急変シミュレーション研修資料を作成します


▶︎そのほか、医療記事の執筆・教育係の悩み相談もお受けしています。
 出品しているサービスはこちらです。



ポートフォリオはプロフィールからご覧いただけます。


最後までお読みいただき、ありがとうございました🙇

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