何もしないを、おもしろがる

何もしないを、おもしろがる

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コラム

今日は、何もしなかった。

こう書くと、少し後ろめたい感じがします。

仕事をしていない。
勉強もしていない。
作品も作っていない。
新しいアイデアも出していない。

世の中には「何もしない日」を責める言葉が、たくさんあります。

時間を無駄にした。
成長できなかった。
もっと頑張れたはずだ。

しかし、本当に何も起きていなかったのでしょうか。

椅子に座って、ぼんやりする。
冷たい飲み物を飲む。
窓の外を見る。
昔のことを少し思い出す。
暑いなあ、と何度も言う。

役には立たなくても、その人だけの時間は流れています。

そこで私は、「何もしない」を、おもしろがってみることにしました。

何もしないでいると、人は何を考えるのか。
どのくらいで退屈するのか。
退屈したあと、何を始めたくなるのか。

こうして眺めてみると、「何もしない」は空白ではなく、小さな観察実験になります。

私は、何かを作ろうとして作れない日があります。体調が悪い日も、暑さに負ける日もあります。そんな日に無理やり成果を作ると、作ること自体が嫌になってしまうかもしれません。

だったら今日は、休んでいる自分を観察する。

「いま、何もしていないぞ」

そう気づくだけでもいい。

そして、ちょっと笑えたら、それはもう今日の収穫です。

何もしない時間は、次に何かを始めるための余白なのかもしれません。もちろん、何も始まらなくても構いません。

今日は何もしなかった。

でも、「何もしないをおもしろがる」ということはした。

そう考えると、完全なゼロではない気がします。

テツ【勝手な事務所】では、日常の何でもない出来事や、まだ形になっていない思いつきを拾い、小さな企画へ育てています。
「これは何かにならないかな?」という段階からでも、お気軽にご相談ください。

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