楽天市場では、通常より多くのポイントを付けることで、お客様の購入を後押しできる場合があります。
しかし、ポイント倍率を上げれば、必ず注文が増えるわけではありません。
目的や対象商品を決めずに設定すると、通常の条件でも売れていた商品へ余分な費用をかけてしまい、売上は増えても利益が残らないことがあります。
今回は、ポイントアップを設定する前に確認したい3つをご紹介します。
1.ポイント分を含めて利益を計算する
最初に確認したいのは、ポイントアップ後にどれくらい利益が残るかです。
商品の販売価格から仕入れ価格を引くだけでなく、
・楽天市場の各種手数料
・送料
・梱包費
・クーポンの値引き
・広告費
・ポイントアップによる店舗負担
などを含めて計算しましょう。
利益率が低い商品へ高い倍率を設定すると、注文が増えるほど店舗の負担が大きくなることがあります。
通常時とポイントアップ時の利益を比較し、無理なく実施できる倍率を決めることが大切です。
2.対象商品と実施期間を決める
すべての商品へ同じ倍率を設定する必要はありません。
・アクセスはあるのに注文が少ない商品
・利益を確保しやすい商品
・在庫を多く持っている商品
・季節やイベントに合う商品
・店舗として優先して販売したい商品
などから対象を選びましょう。
実施期間も決めずに長く続けると、費用がかさみ、通常のポイントへ戻したときの反応も判断しにくくなります。
「どの商品を、いつまで、どのような目的でポイントアップするのか」を先に決めておきましょう。
まずは対象を絞ると、費用と結果を確認しやすくなります。
3.設定後の結果を確認する
ポイントアップを始めたら、売上金額だけで成功・失敗を判断しないようにしましょう。
実施前と実施後で、
・アクセス人数
・注文数
・転換率
・客単価
・残った利益
がどのように変わったかを確認します。
注文が増えても、ポイント分の負担を差し引くと利益が減っている場合があります。
反対に、アクセスやお気に入り登録が増え、その後の注文につながることもあります。
結果を確認し、同じ倍率を続けるのか、対象商品や期間を変更するのかを判断しましょう。
まとめ
ポイントアップを設定する前に確認したいのは、次の3つです。
・ポイント分を含めて利益を計算する
・対象商品と実施期間を決める
・設定後の結果を確認する
ポイントアップは、購入を後押しする方法のひとつです。
しかし、周りの店舗に合わせて倍率を決めるだけでは、費用に見合った効果があるか分かりません。
まずは対象商品を絞り、無理のない倍率と期間で試し、終了後に数字を確認することが大切です。
私は楽天市場の店舗運営に約25年携わってきました。
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