「管理会社の対応、これって普通?」マンション管理でモヤモヤしたとき最初に確認すること

「管理会社の対応、これって普通?」マンション管理でモヤモヤしたとき最初に確認すること

記事
法律・税務・士業全般
マンションに住んでいると、ときどきこんな場面があります。

「管理会社に相談したのに、理事会で決めてくださいと言われた」

「共用部分なのに、すぐ対応してくれない」

「総会の資料を読んでも、結局何を決めるのかよく分からない」

「修繕工事の説明を受けたけど、専門用語ばかりで判断できない」

そして最後に出てくるのが、

「これって普通なの?」

という疑問です。

私は長年、マンション管理の実務に携わってきました。

その経験から言えるのは、こうした疑問の多くは、いきなり「管理会社が正しい・間違っている」と判断するより、まず状況を整理した方が早いということです。

「管理会社がやること」と「管理組合が決めること」は違う


例えば、共用部分に不具合があったとします。

住んでいる側からすれば、

「共用部分なんだから管理会社が直してくれればいいじゃないか」

と思うかもしれません。

ところが、管理会社はマンションの所有者ではありません。

実際に工事をするとなれば、費用はどこから出すのか、予算はあるのか、理事会で決められる内容なのか、総会決議が必要なのか、といった別の問題が出てきます。

そのため管理会社から、

「理事会で決めてください」

と言われることがあります。

これだけで「管理会社が仕事をしていない」とは判断できません。

逆に、本来管理会社が対応すべき日常的な管理業務まで、何でも「理事会で決めてください」で済ませているなら、話は変わってきます。

大切なのは、

「なぜ理事会で決める必要があるのですか?」

と理由を確認することです。

これだけでも、かなり状況が見えてきます。

総会や理事会も「誰が何を決められるのか」を整理する


マンション管理では、

管理会社・理事会・総会

がごちゃ混ぜになって理解されていることがあります。

しかし、それぞれ役割が違います。

例えば設備を変更するとしても、

「理事会で決められるのか」

「総会に諮る必要があるのか」

は、工事内容や金額、管理規約などによって変わります。

だから、

「普通はどうなんですか?」

だけでは答えが出ないことも珍しくありません。

まず、

「誰が何を決めたのか」

「管理規約にはどう書いてあるのか」

「管理会社は何を根拠にそう説明しているのか」

を一つずつ整理していく。

これが意外と重要です。

分からないことを、分からないまま相談してもいい


とはいえ、マンション管理の仕組みなんて普段から勉強している人の方が少ないでしょう。

総会議案書を渡されても、

「そもそも何が分からないのか分からない」

ということだってあります。

それで普通です。

そんなときは、無理に法律や管理規約を調べまくる前に、

「私は何にモヤモヤしているんだろう?」

から整理してみると、問題が見えやすくなります。

管理会社の対応なのか。

理事会の決め方なのか。

工事内容なのか。

費用なのか。

管理規約なのか。

問題の場所が分かれば、次に誰へ何を確認すればいいのかも見えてきます。

マンション管理で困ったとき、最初に必要なのは難しい専門知識ではなく、状況を一つずつ整理することなのかもしれません。
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