退職後は、会社から必要な書類がまとめて届くものだと思っていましたが、実際には書類によって届く時期が違うことがあります。
待っているうちに、
「このまま待っていてよいのだろうか」
「会社には、どのように確認すればよいのだろう」
と不安になることもあります。
そのようなときは、すぐに何度も連絡するのではなく、まず「届いた書類」と「まだ届いていない書類」を分けて整理すると、会社にも状況を伝えやすくなります。
1.届いていない書類の名前を確認する
最初に、「会社から書類が届かない」とまとめて考えず、何が届いていないのかを一つずつ書き出します。
退職後に確認する書類には、例えば次のようなものがあります。
・離職票-1・離職票-2
・雇用保険被保険者証
・給与所得の源泉徴収票
・健康保険の資格喪失日を確認できる書類
・退職証明書
ただし、全員がすべての書類を必要とするわけではありません。また、自動的に送られるもの、本人から希望を伝えるもの、会社以外の機関で確認できるものがあります。
書類名がはっきりしない場合は、手続きをする窓口へ、
「○○の手続きには、会社から受け取る書類が何か必要ですか」
と先に確認しておくと、会社へ依頼する書類を間違えにくくなります。
2.郵送先と受け取り方法を確認する
次に、会社へ連絡する前に、次の点を確認します。
・会社へ届けている住所は現在の住所か
・郵便物の転送手続きをしているか
・書類が郵送ではなく、メールや社内システムへ届いていないか
・会社から「後日送付」と案内された書類は何か
・すでに届いた封筒の中に同封されていないか
書類によって別々に発送されることもあるため、「何も届いていない」のか、「一部だけ届いていない」のかも分けておきます。
3.記録が残る方法で会社へ確認する
会社へ確認するときは、電話だけでなく、メールや問い合わせフォームなど、後から内容を見返せる方法があると安心です。
連絡文は、長く書かなくても大丈夫です。例えば、次のように伝えます。
【件名】退職後の書類送付状況について
株式会社○○
人事・総務ご担当者様
お世話になっております。
○年○月○日付で退職した○○です。
次の書類が現在手元に届いていないため、発行または発送状況を確認させてください。
・○○○○
・○○○○
送付予定日と送付方法を教えていただけますでしょうか。
登録している住所は「〒○○○-○○○○ ○○県○○市……」です。
すでに発送済みの場合は、発送日もお知らせいただけると助かります。
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
手続きの期限が近い場合は、
「○月○日に○○の手続きで必要なため、可能であれば○月○日までにご返信いただけると助かります」
という一文を加えます。
4.連絡した内容と次の確認日を記録する
会社へ連絡したあとは、送信して終わりにせず、次の内容を残しておきます。
・連絡した日
・連絡方法
・連絡した部署または担当者
・会社からの回答
・発送予定日
・次に確認する日
例えば、会社から「来週発送します」と回答があった場合は、「来週」とだけ書かず、具体的な日付を確認できると、その後の判断がしやすくなります。
回答がなかった場合も、「○月○日にメール送信、○月○日時点で回答なし」と記録しておくと、次に会社や公的窓口へ説明しやすくなります。
5.会社への確認だけで進まないときは、書類ごとの窓口へ相談する
会社へ依頼しても書類が届かない場合は、書類ごとに相談先が異なります。
・離職票は、会社へ交付希望を伝えても届かない場合、住んでいる地域を管轄するハローワークへ相談します
・給与所得の源泉徴収票は、会社へ発行を依頼した記録を残し、交付期限を過ぎても届かない場合は税務署へ相談できます
・健康保険の資格喪失を確認する書類は、会社だけでなく、加入していた健康保険や年金事務所へ確認できる場合があります
・退職証明書は、必要な事項を明確にして会社へ交付を依頼します
・相談するときは、退職日、会社へ依頼した日、会社からの回答、必要としている書類名を伝えられるようにしておきます。
窓口によって必要な持ち物や対応方法が異なるため、出向く前に電話や公式サイトで確認しておくと安心です。
退職後に書類が届かないと、不安からすべてを同時に進めたくなることがあります。
まずは、
「届いていない書類の名前」
「会社へ依頼した日」
「会社からの回答」
「次に確認する日」
の4つを整理するだけでも、次に何をすればよいか見えやすくなります。
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※会社から交付される書類、発行時期、必要な手続き、相談先は、退職理由、加入状況、勤務先、利用する制度などによって異なります。この記事は、書類や連絡内容を整理する方法を紹介するもので、制度の該当可否や会社の対応を判断するものではありません。最終的な内容は、会社、公的窓口または専門機関へご確認ください。