退職後は、役所やハローワーク、健康保険、年金など、いくつかの窓口へ確認する場面があります。
退職後の手続きを一つずつ整理していくなかで、窓口へ行く前や電話をする前に、
「そもそも、何を聞けばよいのだろう」
と迷うことがありました。
制度を調べても、自分がその条件に当てはまるのか分からず、質問そのものを作れないこともあります。
そのようなときは、制度を全部理解してから相談しようとせず、まず自分の状況と分からないことを簡単に整理しておくと、窓口で話しやすくなります。
1.最初に、自分の状況を一文で書く
まずは、窓口の方へ伝えるために、現在の状況を一文で書いてみます。
例えば、
「○月○日に退職しました。次の勤務先はまだ決まっていません。会社からは離職票がまだ届いていません」
というような形です。
必要であれば、
* 退職日
* 次の勤務先が決まっているか
* 会社から届いた書類と、まだ届いていない書類
* 体調など、手続きに関係しそうな事情
も加えます。
長く説明するよりも、最初に現在の状況を短く伝えることで、窓口の方も確認する内容を整理しやすくなると思います。
2.分からないことを、そのまま質問にする
質問は、最初から専門用語を使わなくても大丈夫です。
次のような形に整理すると、聞きやすいと思います。
1. 私の状況で、必要になる手続きはありますか
2. いつまでに確認または手続きをすればよいですか
3. 必要な書類や、まだ準備していないものはありますか
4. 金額や支払時期について、今の段階で分かることはありますか
5. ほかの窓口にも確認したほうがよいことはありますか
「何が分からないのかも分からない」という場合は、1番目の質問だけでも相談の入口になります。
3.窓口では、この一言から始める
窓口や電話では、次のように伝えると話を始めやすくなります。
「退職後の手続きについて確認したいのですが、自分に必要な手続きがまだ整理できていません。現在の状況から、確認したほうがよいことを教えていただけますか」
そのあとに、先ほど書いた自分の状況を伝えます。
うまく説明しようとするよりも、「まだ整理できていない」と最初に伝えたほうが、必要な質問をしてもらいやすくなる場合があります。
4.説明を受けながら、回答を記録する
窓口では、一度にいくつもの説明を受けることがあります。
その場では分かったつもりでも、家に帰ってから、
「次は何をするのだったかな」
となることがあります。
そこで、次の内容をメモします。
* 相談した日
* 窓口や担当部署の名前
* 教えてもらった内容
* 準備する書類
* 次に行うこと
* 期限
* 次に確認する窓口
担当者名を確認できた場合は、あわせて記録しておくと、後から問い合わせるときに説明しやすくなります。
5.分からないときは、もう一度聞いてよい
説明が難しいときや、次に何をすればよいか分からないときは、次のように確認します。
「すみません。私が次にすることを、一つずつ教えていただけますか」
「今日、持ち帰って準備するものは何ですか」
「次に確認する窓口の名称と連絡先を教えていただけますか」
「いまの説明をメモしたいので、もう一度確認してもよいですか」
分からないまま帰るよりも、その場で短く確認したほうが、次の行動につなげやすくなります。
退職後の手続きは、最初から制度をすべて理解していなくても、一つずつ進めることができます。
まずは、
「現在の状況」
「聞きたいこと」
「教えてもらった回答」
「次にすること」
の4つを残しておくだけでも、頭の中を整理しやすくなります。
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※必要な手続き、窓口、期限、書類、利用できる制度は、退職理由、年齢、加入状況、体調、お住まいの自治体などによって異なります。この記事は質問や記録の整理方法を紹介するもので、制度の該当可否を判断するものではありません。最終的な内容は、各窓口や専門機関へご確認ください。