「還付金があります」メールは偽物です|会計事務所スタッフが見分け方を解説

「還付金があります」メールは偽物です|会計事務所スタッフが見分け方を解説

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ビジネス・マーケティング
以前のブログで、国税庁を名乗る迷惑メールについて書きました。一度は止まったのですが、また届くようになりました。今回は「還付金がもらえる」と思わせる内容に変わっています。確定申告の時期に向けて、見分け方をまとめておきます。

作戦が変わっていた

前回届いていたのは「延滞税が発生しています」のような、脅して焦らせるタイプが中心でした。
今回は、ほぼ全部が「お金がもらえる」タイプです。
• 所得税の納め過ぎが確認されました
• ご登録口座への還付金振込が完了/振込ができませんでした
• 還付金の振込先口座にエラーが発生
• 還付金の受取期限が迫っています/受取期限を超過

申告していない人には「還付がありますよ」、申告した人には「もっと還付できますよ」。どちらに当たっても釣れるように作ってあるのだと思います。

突っ込みどころ

1. 1通の中で矛盾している
件名は「振込が完了」なのに、本文の冒頭は「振込ができませんでした」。件名は「受取期限超過」なのに、本文は「受取期限が迫っています」。完了したのか、できなかったのか。過ぎたのか、まだなのか。

2. 期限がどんどん進む
10月22日は「まもなく受取期限」、今日は「受取期限を超過」。数日で期限が切れる還付金はありません。焦らせるための演出です。

3. 申告していないのに還付は来ない
還付申告は、自分で申告書を出して初めて手続きが始まります。税務署のほうから「あなたに還付がありますよ」と知らせてくる仕組みはありません。払いすぎた税金があるなら、過去5年分までは自分で申告すれば取り戻せます。

4. 「もっと還付できる」は書面で来る
申告した内容に誤りがあって、税務署側が見つけて還付が増えることは、実際にあります。ただしその場合は、金額と理由が書かれた通知書が郵送で届きます。メールで「納め過ぎが確認されました」と来ることはありません。

5. 添付ファイル付き
今回も全部クリップのマーク付きでした。本物のe-Taxのお知らせメールに、添付ファイルは付きません。

本物の連絡はこう来る
• 郵便:還付金の振込通知書、更正の通知書、納付書など
• e-Taxのお知らせメール:メールアドレスを登録した人に「メッセージボックスにお知らせがあります」と知らせるだけ。中身はe-Taxにログインして確認します
• 電話や訪問:税務調査の日程調整など。口座番号や暗証番号を聞かれることはありません
国税庁も、納付の求めや差押えについてメールやSMS、LINEで連絡することはないと案内しています(国税庁:不審なメール等)。


まとめ
還付金の連絡は、申告した人に郵便かe-Taxの中で届きます。だからこそ、自分がいつ、どんな申告をしたかを把握しておくことが、一番の防御になります。
確定申告の時期が近づくと、本物と偽物が混ざって届くようになります。また新しいパターンが来たらブログにしたいと思います。
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