天中殺の法則とは
天中殺の法則とは、人生には「動きやすい時期」と「思うように進みにくい時期」があり、その時々の流れに合わせて生きることが大切だとする考え方です。
天中殺の時期は、一般的に「何をしても悪い時期」という意味ではありません。
むしろ、これまでの生き方を見直したり、無理に結果を求めたりせず、自分自身を整えるための期間として捉えることもできます。
そして、天中殺が明けた後には、新たな流れが始まります。
つまり天中殺の法則とは、
「運の流れには波があり、その時期に応じた生き方をすることで、その流れを活かしていく」
という考え方です。
この運の流れを、6つの天中殺によって表します。
6つの天中殺
① 子丑天中殺(ねうし・てんちゅうさつ)
② 寅卯天中殺(とらう・てんちゅうさつ)
③ 辰巳天中殺(たつみ・てんちゅうさつ)
④ 午未天中殺(うまひつじ・てんちゅうさつ)
⑤ 申酉天中殺(さるとり・てんちゅうさつ)
⑥ 戌亥天中殺(いぬい・てんちゅうさつ)
この6種類を「六つの天中殺」と呼びます。
今回は、その中でも寅卯天中殺が持つ特徴の一つとして、ここで「変容の運」と呼ぶ運についてお話しします。
※「変容の運」には、別の呼び方もありますが、この記事では分かりやすく「変容の運」という呼び方に統一します。
「変容の運」とは
「変容」とは、姿や形、考え方、生き方などが、それまでとは大きく変わることを意味します。
そして「変容の運」とは、まさに自分自身の変化が人生を動かす力となり、これまでの自分から、新しい自分へと変わっていく運と考えることができます。
たとえば、芋虫は、その姿のままでは、自分が美しい蝶になって大空を飛ぶ姿を想像することはできません。
しかし、さなぎの時期を経ることで、大きく姿を変え、やがて蝶となって羽ばたいていきます。
人の人生も、それと似ているのではないでしょうか。
苦しい経験や失敗、迷いや挫折。
一見すると、遠回りに思える出来事であっても、それらが自分自身を変えるための大切な経験になることがあります。
変容の途中では、これまで信じてきた価値観や生き方を手放さなければならず、不安や戸惑いを感じることもあるでしょう。
けれど、その経験を乗り越えることで、これまで気づかなかった自分の可能性に気づき、新しい価値観や生き方を手に入れることがあります。
つまり「変容の運」とは、単に「何かが変わる運」ではありません。
これまでの経験を力に変え、自分自身が変わることで、新しい人生へ進んでいくための運。
私は、そんな意味で「変容の運」という言葉を使っています。
芋虫がさなぎの中で大きく姿を変え、やがて美しい蝶となって羽ばたくように・・・
人の人生にも、これまでの自分から新しい自分へと変わり、大きく羽ばたいていく時があるのではないでしょうか。
朝ドラ『ブラッサム』に見る「変容の運」
今日、2026年9月28日からNHKの連続テレビ小説『ブラッサム』が始まりました。
主人公は、実在の作家・宇野千代さんをモデルにした葉野珠(はの・たま)です。『ブラッサム』は、明治・大正・昭和を生きた宇野千代さんをモデルに、主人公・葉野珠の人生を大胆に再構成したフィクションとして描かれています。
物語では、珠が女学校卒業後に代用教員として働き、故郷を離れて上京。小説の懸賞応募をきっかけに、作家への道を切り開いていきます。
その後も、関東大震災、戦争、結婚と離婚、倒産、借金など、さまざまな困難に直面しながら、それでも作家として生きることに向き合っていく姿が描かれます。
そこには、
「人は、逆境によって終わるのではない。
逆境を経験したからこそ、新しい人生を切り拓くことができる」
という、生き方を見ることができます。
もちろん、ドラマは実在の人物をモデルにしたフィクションです。
それでも、主人公・珠の生き方を見ていると、私は「変容の運」という言葉を思い出します。
苦難を、人生を変える力に
宇野千代さんは、1897年(明治30年)11月28日、山口県に生まれました。国立国会図書館によれば、1921年に『時事新報』の懸賞小説に当選して上京し、その後、小説家として活動を続けました。
ただし、今回の記事では、宇野千代さんの天中殺についてはあえて明言しません。
というのも、歴史上の人物など、古い時代の生年月日から天中殺・空亡を調べる場合には、計算方法や使用する暦、そして利用する自動計算ツールの対応範囲などを確認する必要があるからです。
特に、明治時代や江戸時代など、1900年以前の生年月日を調べる場合は注意が必要です。
一般的な自動計算ツールでは、対応している西暦の範囲が限られていることがあります。
そのため、古い人物の生年月日を入力できなかったり、正確な結果を確認できなかったりする場合があります。
そうした場合には、1800年代の干支(えと)や万年暦など、より古い年代に対応した資料や計算方法を確認することが大切です。
ですから、ここでは宇野千代さんの天中殺そのものについては断定しません。
しかし、その生き方を見ていると、まさに「変容」という言葉が似合う人生だったのではないかと感じます。
逆境の中から、新しい自分へ
『ブラッサム』の主人公・珠は、次々と訪れる困難の前で立ち止まることがあっても、そこで人生をあきらめることはありません。
苦しみや失敗を経験しながらも、それらを自分の人生の一部として受け止め、前へ進んでいきます。
どんな逆境の中にあっても、
そこから何を学ぶのか。
そして、これからどう生きるのか。
その選択は、自分自身に委ねられているのではないでしょうか。
それはまさに、
「人生は何度でも、どこからでも立て直すことができる」
ということを教えてくれる生き方なのかもしれません。
苦難の中にいるときは、今の自分が「さなぎ」の中にいるように感じることもあります。
先が見えない。
何が変わるのか分からない。
これまでの自分を手放すことも怖い。
けれど、その時間が、次の自分へ変わるための大切な時間なのかもしれません。
そして、いつかその殻を破ったとき――。
そこには、これまで知らなかった自分が待っているかもしれません。
苦難から、蝶のように羽ばたく。
「変容の運」
今の自分を整理したいときに
「これから、どうしたらいいのだろう」
そんなふうに迷っているときは、まず今の自分の気持ちや状況を整理することから始めてみませんか。
紀真の電話相談では、答えを急ぐのではなく、あなたのお話をお聞きしながら、今の自分を見つめ直す時間を一緒につくります。
今の自分を整理したい方へ。
良ければ、紀真の電話相談、チャット相談をご利用ください。