ありがたいことに何人かの方のお話を聞いて、
記事化・ビジュアル化の作業を進めているのですが、
「これって、具体的にどうやって頭の中を整理しているの?」
と聞かれることがあります。
というわけで、
今日は、僕がいつも、どんな風に皆さんのモヤモヤを形にしているのか。
その悩ましくて面倒くさい、
でも、とても面白いプロセスを公開してみたいと思います。
① ヒアリング:とにかく色んな角度から話を聞きまくる
まずはオンラインで約60分の雑談です。
まとまっていなくて全然OK。
むしろ、あちこちに飛ぶ話の中にこそ「熱量」が隠れています。
あまり、形式ばった質問はしていません。
いわゆるインタビューっぽい、
堅苦しい形にしても本音は出てこないので、本当に雑談です。
動画インタビューだとそうもいかないのですが、
今回は文字とビジュアルのみなので、
綺麗な形にするのは、僕が録音を聞き返してまとめた後。
だから、この場をうまく仕切って、まとめる必要もありません。
② 情報の解体と、軸の探索:パズルを机にぶちまける
聞いたお話を、
一旦バラバラにして並べてみます。
時系列や表面的な言葉にとらわれず、
「この人が本当に言いたいことの根っこ(軸)はどこか?」を探りながら、
要素同士の繋がりを見つけていきます。
一度聞いただけではなかなかわからない部分もあるので、
何度か聞き返して、事実関係や資料と付き合わせたり、
言葉だけでは理解できていなかった部分も、
聞き返して、付き合わせていくと、
意外とその場では理解できていなかったことに気づきます。
この時間は結構時間がかかるところです。
③ AIはあくまで「助手」。
最後は自分の手触りで 文字起こしや要約にはAIも使います。
でも、AIに頼り切ることは絶対にしません。
AIが作る綺麗な正解には「その人らしい体温」が乗らないからです。
実際、文字起こしをブラッシュアップしてもらっても、
大事なことがけっこう端折られてしまうと感じています。
なので、もう一回聞き直して、要素を足して、
AIにまとめさせて、足りない部分をまた聞き直して、
この行き来をけっこう繰り返しています。
④ 客観性という「スパイス」を足す
そして、ここが結構大事なポイントです。
個人の想いや経験だけだと、どうしても「自分語り」で終わってしまいます。
そこで、その人の話の裏付けとなるような
「脳科学や心理学の知見」、
あるいは「社会的な統計データ」など
をリサーチしておき、補足できるようにしておきます。
主観的な想いに「客観的な事実」が掛け合わさることで、
一気に説得力のあるコンテンツに変わります。
⑤ 記事の構築:「読まれるストーリー」への変換
見つけた「軸」と「客観的スパイス」を中心に、
記事全体を構成していきます。
僕はただの文字起こしをしているわけではないので、
ここで僕がやっているのは「ストーリーを与える」役割です。
第三者である僕のフィルターを通して「読者が深く共感できるストーリー」に変換し、テキスト原稿を組み上げていきます。
まだクライアントのチェックもあるので、細かい調整はまだですが、
だいたい完成した状態にします。
⑥ ビジュアル化(図解):見えない繋がりを「見える化」する
ここからがビジュアル化です。
もちろん、ビジュアル化は、
テキストを描いている時点から構想してはいますが、
テキストの軸をベースに、
「誰が、どう動いて、どんな価値が生まれているのか」という
複雑な要素の絡み合いを、
一枚の図解に落とし込んでいきます。
構造をビジュアル化することで、
モヤモヤしていた全体像を、パッと「見える形」にしていきます。
僕はビジュアル化では、Illustratorを使っています。
文字要素を分解して、整理していく作業なので、とにかくまずはこの画面にさまざまな要素を広げていきます。
広げて組み合わせて、
また違う組み合わせ方をしてみて、
違ったら次、と
ここも試行錯誤の連続です。
⑦ 壁打ちと修正:「そうそう、これが言いたかった!」を探す
途中経過をクライアントに見てもらい、
「この方向で合ってますか?」とフィードバックをもらいます。
このやり取り自体が、
クライアント自身の頭の中がさらに整理されるプロセスになります。
⑧ 統合と完成:記事と図解のバシッとした噛み合い
最後に、
記事のストーリーと図解の構造にズレがないかを細かくチェックし、
整合性を整え、完成です。
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こうして書き出してみると、
本当に手間のかかる、非効率なことばかりやっていますね。
スマートなコンサルタントなら、
もっとテンプレート化してサクサクこなすのでしょう。
でも、この「面倒くさいひと手間」をかけないと、
その人だけの本当の魅力や熱量は形にならないと僕は思っています。
自分の頭の中が散らかっていて、
うまく言葉にできない方。
ぜひ、僕と一緒に泥臭く「整理」してみませんか?
サンプルはブログやポートフォリオに載せてますので
お気軽に覗いてみてください。