カウンセラーさんのポスト原稿を1本、意図つきで公開します

カウンセラーさんのポスト原稿を1本、意図つきで公開します

記事
ビジネス・マーケティング
Xのポスト原稿を作成している、なぎと申します。

どんな原稿をお渡ししているのか、1本ずつ意図をつけて公開していきます。
今日は対面でカウンセリングをされている方のアカウント向けです。


【想定しているアカウント】

小さな部屋を借りて、対面のカウンセリングをされている方。
フォロワーは300人ほど。
学んだことや気づきは投稿できるけれど、それ以外の日に何を書けばいいか迷っている、という状況を想定しました。


【原稿】

 朝いちばんにやるのは、ティッシュの箱を、机の向こう側へ20センチ寄せることです。

 こちらの手が届く場所に置いておくと、涙が出たときに、つい差し出してしまいます。
 差し出すのは親切ですが、泣いてもいいですよ、という合図にもなります。

 箱に手を伸ばすかどうかは、こちらではなく、ご本人が決めます。

※架空のアカウント向けに作成したサンプルです


【なぜこう書いたか】

■ 数字を、自分ができなくなる側に使う
20センチ。準備の数字は、何分前に着いたか、何枚用意したかのように、多いほど良い数字になりがちです。
今回は、自分の手が届かなくなる距離にしました。自分を不便にするための数字は、大きくしても自慢になりません。

■ 気持ちの言葉を1つも使わない
不安、本音、寄り添う。どれも入れていません。机の上の箱を20センチ動かす話だけです。
気持ちを扱うお仕事ほど、気持ちの言葉は誰が書いても同じ文章になります。手で触れるものに置き換えると、その人の部屋の話になります。

■ 自分の親切に、留保をつける
差し出すのは親切ですが、と自分で書いています。
良いことをしている前提で書くと、心がけの話で終わります。親切なほうの手を止めていると書くと、そこに判断があったことが伝わります。

■ 最後を、相手が決めるところで終える
「ご本人のペースを大切にしています」とは書いていません。
手を伸ばすかどうかはご本人が決めます、と事実だけを置きました。大切にしていますと書けば心構えの説明になりますが、こう書けば、説明しなくても同じことが残ります。


【あえてやらなかったこと】

■ 相談の中身に触れなかった

どんな悩みの方が来られたのか、一行も書いていません。
事例があると分かりやすくなりますが、話された内容はご本人のものです。ぼかして書いても、通われている方は自分のことかと思います。何も書かないほうが、安心して読んでもらえます。

■ 心に響く一文を置かなかった

こうした発信では、気づきの言葉や短い名言がよく伸びます。
ただ、良い言葉ほど、誰が書いても成立してしまいます。読んだ人の中に言葉だけが残って、書いた人の仕事は残りません。20センチ箱を動かす話は伸びませんが、この人がやっていることとして残ります。

■ 資格や経験年数を書かなかった

何年やっているか、どんな資格があるか。どちらも安心材料になります。
ただ、朝の投稿に混ぜると、この一件で信頼してもらおうとしている形になります。プロフィール欄に書いてあれば足りるので、本文は箱の位置だけにしました。


【ご依頼について】

この形で、あなたのアカウントに合わせた原稿を30本お作りしています。
ジャンルは問いません。

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