農家さんのポスト原稿を1本、意図つきで公開します

農家さんのポスト原稿を1本、意図つきで公開します

記事
ビジネス・マーケティング
Xのポスト原稿を作成している、なぎと申します。

どんな原稿をお渡ししているのか、1本ずつ意図をつけて公開していきます。
今日は野菜農家さんのアカウント向けです。


【想定しているアカウント】

野菜を作って、直売所と宅配で販売されている方。
フォロワーは500人ほど。
収穫した野菜の写真は投稿できるけれど、それ以外の日に何を書けばいいか迷っている、という状況を想定しました。


【原稿】

 朝に、どの畝から採るかは決めません。
 昨日の夕方のうちに、支柱へ赤いテープを2か所、巻いてあります。

 夕方の畑は、一日ぶん日に当たったあとなので、いちばん悪く見えます。
 悪く見えている時間に決めておくと、朝は迷いません。

 朝いちばんにやるのは、そのテープをほどくことです。

※架空のアカウント向けに作成したサンプルです


【なぜこう書いたか】

■ 決めた時間を、朝からずらす
朝の話ですが、判断しているのは昨日の夕方です。
朝の話を朝だけで書くと、起きた時刻や作業の順番の話になります。決めた瞬間を前の日に置くと、同じ朝の話でも、中身が段取りの話に変わります。

■ 数字を、昨日の自分が残した数として出す
2か所。農家さんの発信で数字を出すと、収穫量や出荷数のような、成果の数字になりがちです。
今回は、前の日の自分が付けた目印の数にしました。読む人が多い少ないを測れない数字のほうが、判断だけが残ります。

■ 自分の畑を、悪く見えると書く
「いちばん悪く見えます」と書きました。作物を良く見せる言葉は使っていません。
条件の悪い時間にわざわざ決めている、と置くだけで、なぜそうするのかは読む人が先に分かります。

■ 朝の自分に、考えさせない
「毎朝その日の状態を見て、いちばんいい畝から採っています」とは書いていません。
朝の自分がやるのは、テープをほどくことだけです。丁寧さを言葉で足すより、仕事を前の日に寄せてあると書くほうが、早く伝わります。


【あえてやらなかったこと】

■ 作物の名前を出さなかった

なす、とも、トマト、とも書いていません。畝と支柱とテープだけです。
作物名を出すと、その野菜の話として読まれます。この原稿で見てほしいのは決め方のほうなので、品目は空けておきました。決め方の話なら、何を作っている方が読んでも自分のことになります。

■ こだわりの言葉を使わなかった

無農薬、朝採り、丹精込めて。どれも入れていません。
こうした言葉は、書いた側の主張です。主張は同じ言葉を使う人が多いぶん、埋もれます。前の日にテープを巻いている、という手順を1つ書くほうが、その人の畑の話になります。

■ 天気の話にしなかった

農家さんの朝は天気に左右されますが、今回は一行も触れていません。
天気は自分で決められないことなので、書くと感想で終わります。決められることだけを書いたほうが、その人の判断が残ります。


【ご依頼について】

この形で、あなたのアカウントに合わせた原稿を30本お作りしています。
ジャンルは問いません。

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