パン屋さんのポスト原稿を1本、意図つきで公開します

パン屋さんのポスト原稿を1本、意図つきで公開します

記事
ビジネス・マーケティング
Xのポスト原稿を作成している、なぎと申します。

どんな原稿をお渡ししているのか、1本ずつ意図をつけて公開していきます。
今日は町のパン屋さんのアカウント向けです。


【想定しているアカウント】

朝から夕方までお店に立たれている、個人のパン屋さん。
フォロワーは200人ほど。
焼き上がりの写真は投稿できるけれど、それ以外の日に何を書けばいいか迷っている、という状況を想定しました。


【原稿】

 オーブンの表示が180になっても、すぐにはパンを入れません。
 先に、自分が食べるぶんを焼いて、割ってみます。

 穴の大きさがそろっていれば、今日の1回目を入れます。
 そろっていなければ、もう少し待ちます。

 割ったパンは、立ったまま食べます。

※架空のアカウント向けに作成したサンプルです


【なぜこう書いたか】

■ 数字を、信じない側で出す
180。お店の発信で数字を出すと、売れた数や種類の数など、実績の数字になりがちです。
今回は、機械に表示されている数字を出して、それに従わないところまで書きました。同じ数字でも、疑うほうに使うと判断が見えます。

■ 見るところを1つだけ書く
実際には、焼き色も、ふくらみ方も、庫内の音も見ているはずです。
それを全部書くと点検表になるので、穴の大きさ1つだけ残しました。挙げる数を減らすほど、その人が窯の前に立っている感じが出ます。

■ 試作、と書かない
「テスト用に1つ焼きます」とは書いていません。自分が食べるぶん、としました。
用語にすると工程管理の話になり、食べるぶんと書くと、その場に人がいる話になります。

■ 最後を、行動で終える
「納得したものだけ並べています」とは書いていません。
割ったパンを立ったまま食べる、とだけ置きました。姿勢を言葉にすると宣言になり、行動を1つ見せると事実になります。


【あえてやらなかったこと】

■ 焼き上がりの写真を貼らなかった

パン屋さんの発信は、写真が主役になるのが自然です。
ただ、写真を1枚添えると、反応はおいしそうという方向にそろいます。それ自体はうれしいものですが、この原稿で読んでほしいのは待つかどうかの判断のほうなので、今回は文章だけにしました。

■ 「焼きたてです」と書かなかった

反応が取りやすい言葉ですが、これは時間のお知らせです。
今すぐ来られる方にしか届きませんし、毎日書けるぶん、毎日同じ投稿になっていきます。告知は告知の日に、単発で出したほうが効きます。

■ おいしさに触れなかった

香りも、味も、書いていません。
おいしいかどうかを決めるのは、食べた人のほうです。書いた側が先に言うほど、読む人は自分で決められなくなります。穴の大きさまでで止めて、その先は渡しました。


【ご依頼について】

この形で、あなたのアカウントに合わせた原稿を30本お作りしています。
ジャンルは問いません。

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