迷ったときに、立ち止まる意味

迷ったときに、立ち止まる意味

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迷いは、多くの場合「悪いもの」として扱われます。
早く決断しなければ。迷っている暇はない。
そんな声に、急かされていませんか。
今日は、その迷いのほうを、少し弁護させてください。

迷いは、慎重に選ぼうとしている証です

迷うということは、弱さでも、優柔不断でもありません。
それだけ大切なことだからこそ、心が丁寧に選ぼうとしている状態です。
どうでもいいことに、人はそもそも迷いません。
今日の昼食を三十分迷う方は、あまりいらっしゃらないと思います。
長く迷っているということは、それだけの重さがある、ということです。
迷っていること自体が、「これはあなたにとって本当に大切な選択ですよ」と、心が教えてくれている合図なのだと思います。
ですから、迷いの長さを恥じないでください。
その長さは、あなたが何を大事にしているかの目盛りです。

立ち止まることは、止まることではありません

多くの方は、立ち止まることを「前に進めていない状態」として受け取ってしまわれます。
けれど、立ち止まっている時間は、無駄な停滞ではありません。
木が大きく育つ前に、土の中でじっと根を張る時間が必要なように、選択にも、静かに根を張る時間が要ります。
外から見ると、何も起きていないように見えます。
土の中は見えませんから。
見えないところで進んでいるものを、進んでいないと呼んでしまうのは、少しもったいないと思うのです。
それに、立ち止まっているあいだ、あなたは選択肢を捨てていません。
決めるというのは、ひとつを選ぶことであると同時に、残りを手放すことです。
まだ手放せないのなら、それはまだそのときではない、というだけのことだと思います。

答えを、急がないでください

とはいえ、迷いの中にいると、周りから「早く決めなさい」と言われることもあります。
そういうときこそ、ご自分のペースを守ってあげてください。
急かす方に悪気はありません。ただ、その方は決める側ではないだけです。
決めたあとを生きるのは、あなたです。
答えは、無理に引き出すものではなく、自然に熟していくものだと思っています。
熟していない果実をもいでも、渋いままです。
早く決めた人が強いように見えるのは、迷っていた時間が外から見えないからです。
即断できたのではなく、もう決めたあとだった、ということもあります。
十分に立ち止まり、十分に迷った先で出した答えは、しっかりと根を張った、揺らがない答えになっているはずです。
そして、もし急かされて決めてしまった経験があるとしても。
それも、いま迷えている理由のひとつになっています。
もし、迷っているものを一緒に見てみたいと思われましたら、いつでもお声がけください。
急がなくて、大丈夫です。
Le Clair(ルクレ)より
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