前回は、サイレント期間そのものについてお話ししました。
今日は、なぜあの時間が、あれほど胸の締めつけられる苦しさになるのか。
……その理由を、少しだけ丁寧にほどいてみたいと思います。
「分からない」が、いちばん苦しい
失恋であれば、まだ「終わった」という区切りがあります。
けれどサイレント期間には、はっきりした終わりが見えません。
この分からなさが、心をいちばん消耗させます。
人は、答えのない状態に長く置かれると、実際以上の痛みを感じてしまうものです。
……ですから、あなたが弱いから苦しいのではありません。
分からないものは、誰にとっても重いのです。
相手ではなく、古い傷に触れていることがあります
サイレント期間の苦しさは、いまの相手への想いだけではないことがあります。
連絡が来ないという出来事が、もっと古い心の傷に触れていることが少なくありません。
「見捨てられた」と感じたこと。
「大切にされなかった」と感じたこと。
……そのときに置いてきたものが、いま、同じ形をして出てきているのかもしれません。
だとすれば、この痛みは、目の前の方のことだけを指してはいないのだと思います。
無理に消そうとしなくて大丈夫です
「早くこの苦しさから抜け出したい」
……そう思われるのは、当然のことです。
ただ、苦しみを押さえつけると、それは形を変えて、別の場面で顔を出すことがあります。
まずは、「いま、わたしは苦しい」と、そのまま認めてさしあげてください。
認めることは、あきらめることではありません。
苦しみに寄り添えたとき、重さのほうが少しずつ変わっていきます。
この苦しさは、あなたを弱くするものではありません
いまの痛みは、あなたを壊すためのものではないと思っています。
この時間を通り抜けた方は、前よりもしなやかになっていかれます。
……もちろん、渦中でそう思えなくて大丈夫です。
いまは、苦しいと言えるだけで充分です。
もし、いま抱えていらっしゃるものを一緒に読み解いてみたいと思われましたら、いつでもお声がけください。
急がなくて、大丈夫です。
Le Clair(ルクレ)より