前回はカテゴリー、その前はキーワードの話でした。今回は、登録画面でいちばん大きな入力欄である内容紹介です。
Amazonの商品ページで、表紙と価格の下に出てくるあの文章です。ここには思っているより遥かに多く書けます。
上限は4,000文字
公式ヘルプに明記されています。
「内容紹介は 4,000 文字以内で入力してください」(Amazon KDP 公式ヘルプ「本の内容紹介の入力」より)
4,000文字です。原稿用紙で10枚分。ちょっとした記事が一本書ける量です。
実際に測ってみると
出版済みの本の管理画面を開いて、内容紹介の文字数を数えてみました。
・入力済みの本文:770文字
・画面に表示されていた残り文字数:3,170
使用率は約20%。5分の1しか使っていませんでした。
前回、キーワード欄が7%しか埋まっていなかったと書きました。今回は20%です。登録画面の入力欄は、どこも余っているというのが実態です。
なぜ埋めたほうがいいのか
理由は2つあります。
1つ目は、検索に効くからです。内容紹介の文章もAmazonの検索対象です。タイトルとキーワードだけでは入れきれない言葉を、自然な文章の中に置けます。
2つ目は、ここが購入を決める最後の場所だからです。表紙で目を止め、タイトルで興味を持った読者が、最後に読むのが内容紹介です。ここが3行で終わっていると、この本で何が得られるのかが伝わりません。
ただし、最初に見えるのは数行だけ
Amazonの商品ページでは、内容紹介は途中で折りたたまれます。「続きを読む」を押さないと全文は見えません。スマートフォンならなおさらです。
・最初の数行は、ほぼ全員が読む。ここで買うか決まる
・残りの数千字は、押した人だけが読む。ただし検索には全文が効く
だから「長く書くか、短く書くか」は二択ではありません。最初の3行に結論を込めたうえで、その後ろを厚く書く。これが正解です。
冒頭を「はじめまして。この本は」で始めてしまうと、いちばん貴重な数行を挨拶で使うことになります。
書式が使えるが、文字数を食う
内容紹介にはHTMLタグが使えます。改行、太字、斜体などです。公式にこう書かれています。
「Amazon の Web サイトに表示される本の内容紹介には、改行、太字、斜体などの書式設定を HTML タグを使用して適用することができます」
ここに落とし穴があります。タグも4,000文字にカウントされます。公式の例では、英単語ひとつは4文字ですが、太字にするとタグがカウントされるために11文字になると説明されています。装飾を多用すると、本文に使える量がその分減ります。見出しと、本当に強調したい箇所だけに絞るのが実際的です。
構成の型
4,000字を埋めるといっても、水増しでは逆効果です。読者が知りたい順に並べると自然に埋まります。
1. 冒頭3行。誰の、どんな状況を、どう変える本か。ここが勝負
2. 共感。「こんなことはありませんか」と具体的な場面を描く
3. この本で得られること。箇条書きで3〜5個
4. 目次または章立て。中身が見えると安心して買える
5. こんな方におすすめ。自分ごと化してもらう
6. 著者について。なぜこの人が書けるのか
特に4番の章立ては、多くの方が入れていません。書店なら手に取って目次を見られますが、電子書籍ではそれができません。内容紹介に章立てを載せるだけで、中身が見えない不安が消えます。
出版後でも直せる
内容紹介も、キーワードやカテゴリーと同じく出版後に変更できます。管理画面の「電子書籍の詳細情報の編集」から、いつでも書き直せます。
売れ行きが伸び悩んでいる本があるなら、原稿ではなく内容紹介から見直すほうが、手間に対する効果がずっと大きいです。
登録画面の入力欄は、どれも本の中身とは関係がないのに、見つけてもらえるか、買ってもらえるかを左右します。「原稿は書けたけれど、こういう文章を考えるのが苦手」という方のために、企画から出版設定・販売ページまで一貫してお引き受けしています。
ご相談とお見積りは無料です。「こんな内容でも本になりますか」だけでもお気軽にどうぞ。
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