## ① はじめに
「ChatGPTって、文章しか読めないの?」
「スマホのスクリーンショットを見せて質問することはできる?」
「写真に写っているものについて聞くこともできる?」
ChatGPTを使い始めたばかりの方は、こんな疑問を持つことがあるかもしれません。
実は、ChatGPTには文章を入力するだけでなく、**画像をアップロードして、その内容について質問できる機能**があります。
前回の記事では「ChatGPTで画像を生成する方法」をご紹介しました。今回はその逆で、
**ChatGPTに画像を「作ってもらう」のではなく、「見てもらう」方法**
について、初心者の方にもわかりやすくお伝えします。読み終わるころには、「スクショを1枚送って質問すればいいんだ」とイメージが持てるはずです。
## ② ChatGPTは画像の内容について質問できる
ChatGPTには、写真やスクリーンショットを送って「これは何?」「ここを説明して」と聞ける機能があります。
これは専門的には「画像認識」や「マルチモーダルAI」と呼ばれる技術によるものです。難しく感じるかもしれませんが、要するに「文字だけでなく、画像も理解できるAI」ということです。
イメージとしては、友人に写真を見せながら「これってどういうこと?」と聞く感覚に近いです。ChatGPTも同じように、画像を見ながら会話ができます。
## ③ 画像を読み込ませる基本的な方法
大まかな流れは、次のとおりです。
1. ChatGPTを開く
2. 画像やスクリーンショットを追加する(入力欄の「+」ボタンなどから選択します)
3. 画像について質問を書く
4. ChatGPTから回答をもらう
5. 必要なら追加で質問する
スマートフォンの場合は、カメラロールや写真ライブラリから画像を選んで送信する形が一般的です。
※ボタンの名前や画面の見た目は、アップデートによって変わることがあります。実際に操作する際は、その時点の画面表示に沿って進めてください。また、無料プランと有料プランでは、1日に送れる画像の数などに違いがある場合があります。
## ④ どんな画像について質問できる?
質問できる画像の例は、たとえば次のようなものです。
- スマートフォンのスクリーンショット
- 写真
- グラフ
- 表
- 商品の画像
- 資料の一部
- Webページのスクリーンショット
- エラー画面
- デザインやイラスト
ただし、「どんな画像でも100%正確に読み取れる」というわけではありません。文字が小さかったり、画質が粗かったりすると、読み間違いが起こることもあります。
## ⑤ 画像・スクショ活用例7選
### 1. スクリーンショットの内容を説明してもらう
画面を見せて、「この画面は何を意味している?」「この項目について初心者向けに説明して」と聞いてみましょう。専門的な表示の意味がわからないときに便利です。
### 2. エラー画面について質問する
パソコンやスマホのエラー画面を見せて、「このエラーの意味を教えて」「考えられる原因を初心者向けに説明して」と聞くことができます。
ただし、ChatGPTの回答だけで問題が必ず解決するとは限りません。あくまで参考のひとつとして活用しましょう。
### 3. グラフや表を説明してもらう
グラフや表の画像を見せて、「このグラフから分かることを説明して」「初心者向けに3つのポイントにまとめて」と質問できます。
数字や細かい文字は読み取りミスが起こることもあるため、重要な数値については元のデータも合わせて確認するのがおすすめです。
### 4. 商品の写真について質問する
商品の写真を見せて、「この商品の特徴を説明して」「似た商品との違いを整理して」とお願いできます。
ただし、画像だけでは商品を正確に特定できないこともあります。
### 5. デザインについて意見をもらう
ブログのサムネイルやSNS用の画像、資料などを見せて、「もっと見やすくするにはどうすればいい?」「文字の配置を改善するなら?」と相談できます。
### 6. 書類・資料の内容を整理する
資料の画像を見せて、「重要なポイントを整理して」「初心者向けに説明して」とお願いすると、内容の要点をつかみやすくなります。
なお、資料の中に個人情報や会社の機密情報が含まれていないか、送信前に必ず確認しましょう。
### 7. 写真について質問する
身の回りのものや風景の写真を見せて、「これは何?」「この写真について説明して」と聞くこともできます。
ただし、人物や場所、物などを常に正確に特定できるわけではない点には注意してください。
## ⑥ 上手に質問する3つのコツ
画像を送るだけでなく、質問の仕方も大切です。
1. 画像のどこを見てほしいのか伝える
2. 何を知りたいのか具体的に伝える
3. 回答の形式を指定する
**曖昧な質問**:「これ教えて」
**具体的な質問**:「このスクリーンショットの右上に表示されている項目が何を意味しているのか、初心者向けに説明してください」
このように具体的に伝えるほうが、意図が伝わりやすくなります。
## ⑦ 一度の質問で終わらなくてもOK
ChatGPTでは、画像について追加で質問することもできます。
- 「もっと簡単に説明して」
- 「2番目の部分を詳しく教えて」
- 「重要なところだけ3つにまとめて」
- 「この内容を仕事で使うならどう活用できる?」
「画像を見せる → 質問する → 追加で聞く」という会話形式で使うと、より理解が深まります。
## ⑧ 画像を読み込ませるときの注意点
画像を送るときは、次の点に気をつけましょう。
- 個人情報が写っていないか
- 顔写真などプライバシーに関わる画像でないか
- クレジットカードや金融情報が写っていないか
- パスワードが写っていないか
- 会社の機密情報が含まれていないか
- 他人の個人情報が含まれていないか
- 医療・法律・金融など重要な判断に使わないこと
- 画像の読み取り間違いが起こる可能性があること
- 細かな文字や数字は誤認識されることがあること
特にスクリーンショットには、自分でも気づいていない個人情報(通知、名前、メールアドレスなど)が写り込んでいることがあります。必要であれば、送る前に不要な部分を隠したり、トリミングしたりすることも検討しましょう。
## ⑨ 画像生成との違い
前回ご紹介した「画像生成」と、今回の「画像の読み込み」は、次のように違います。
**画像生成**:ChatGPTに「こんな画像を作って」とお願いする
**画像の読み込み**:自分が持っている画像をChatGPTに見せて「この画像について教えて」と質問する
どちらもChatGPTの便利な機能ですが、目的が逆になっている点を覚えておくとわかりやすいです。
## ⑩ まとめ
ChatGPTは、文章を入力して質問するだけでなく、画像やスクリーンショットを見せながら相談することもできます。
エラー画面の確認、資料の整理、グラフの読み解きなど、日常生活や仕事のさまざまな場面で活用できる機能です。
まずは身近なスクリーンショットを1枚選んで、「これは何?」と質問することから試してみてはいかがでしょうか。