はじめに
「メールを送信したあとに、誤字に気づいてヒヤッとした」
「ブログを書き終えたけれど、この文章でちゃんと伝わるか不安…」
「自分で何度も読み返しているのに、どこがおかしいのか分からない」
こんな経験はありませんか。
前回の記事では、ChatGPTに文章を言い換えてもらう方法をご紹介しました。今回はその次のステップとして、「書いた文章を、あとから確認してもらう」という添削・文章チェックの基本を解説します。
ChatGPTは文章のチェックにも使える
ChatGPTは、文章を新しく作るだけでなく、すでに書いた文章をチェックする作業にも活用できます。
やり方はとてもシンプルで、自分が書いた文章をそのまま貼り付けて、
「この文章をチェックしてください」
とお願いするだけでも、ひとまず使い始めることができます。難しい準備は必要ありません。
「言い換え」と「添削」の違い
前回扱った「言い換え」と、今回の「添削」は似ているようで、少し役割が違います。
- **言い換え**:意味をなるべく保ちながら、表現や言葉づかいを変えること
- **添削**:文章の間違いや読みにくいところ、不自然な表現などを確認して整えること
完全に別物というわけではなく、実際には重なる部分もあります。「チェックしてもらったら、ついでに読みやすい表現に言い換えてもらう」といった使い方も可能です。
ChatGPTに確認してもらえること
一般的には、次のようなポイントを確認してもらえます。
- 誤字脱字
- 不自然な日本語
- 読みづらい文章
- 同じ表現の繰り返し
- 文章の分かりにくい部分
ただし、ChatGPTが文章のすべての間違いを必ず見つけられるとは限りません。あくまで「確認を手伝ってくれる存在」として捉えておくのがおすすめです。
まずは簡単な一言から
最初から細かい指示を考える必要はありません。たとえば、次のような一言だけでも十分です。
- 「この文章に誤字脱字がないか確認してください」
- 「読みにくいところがあれば教えてください」
慣れないうちは、この程度のシンプルなお願いから始めてみましょう。
「直す前に問題点だけ教えて」とお願いする方法
今回、特におすすめしたいのがこの方法です。
ChatGPTにいきなり文章を書き換えてもらうのではなく、
「まず問題点だけ教えてください」
とお願いする方法があります。こうすることで、どこに、どんな問題がありそうかを先に把握できます。
この頼み方は、「自分の言葉づかいはできるだけ残したい」「自分で直したい」という人にも便利です。ChatGPTの修正案をそのまま採用するかどうかを、自分で判断しやすくなります。
Before/After
**Before**
「この文章を添削してください」
**After**
「この文章について、誤字脱字・不自然な表現・読みにくい部分がないか確認してください。まず修正せず、気になる箇所と理由を教えてください」
Beforeの頼み方でも一応チェックはしてもらえますが、Afterのように「何を」「どんな順番で」確認してほしいかを伝えると、結果が把握しやすくなり、自分で判断する材料も増えます。
修正案も出してもらえる
問題点を確認したあとは、続けて
「それぞれ修正案を出してください」
とお願いすることもできます。一度に全部お願いするのではなく、確認→修正案という順番で会話を進めていくイメージです。以前の記事でご紹介した「会話しながら調整する」という考え方にも通じます。
文章全部を書き換えさせなくてもいい
チェックしてほしいのは、文章全体でなくても構いません。
- 「この一文だけ確認してください」
- 「この段落だけ読みやすくしてください」
のように、気になる部分だけをピンポイントでお願いすることもできます。
どんな文章で使える?
添削のお願いは、身近な文章に幅広く使えます。
- メール
- ブログ
- SNS投稿
- 案内文
- 自分で作った説明文
など、日常的に書く文章のチェックに向いています。
AIの添削が必ず正しいわけではない
ここはとても大切なポイントです。
ChatGPTは、
- 文章の意図を勘違いする
- 必要な表現まで変更してしまう
- ニュアンスを変えてしまう
- 間違った修正を提案する
といったことが起こる可能性があります。「AIが直した=正解」というわけではありません。あくまで、確認や気づきを助けてくれる存在として活用するのがよいでしょう。
特に確認したいもの
添削してもらったあとも、次のような部分は必ず自分の目でも確認しましょう。
- 数字
- 日付
- 固有名詞
- 会社名
- 商品名
- 重要な条件
- 文章本来の意味
これらが意図せず変わっていないか、最後にチェックする習慣をつけておくと安心です。
個人情報・機密情報への注意
仕事のメールや資料を添削してもらう場合、個人情報や顧客情報、社外秘情報、会社の機密情報などをそのまま入力しないよう気をつけましょう。
必要以上に不安になる必要はありませんが、「入力する前に一度立ち止まる」くらいの意識を持っておくと安心です。
ChatGPT以外でも応用できる
ここで紹介した考え方は、ChatGPTに限らず、ClaudeやGeminiなど他の生成AIでも同じように応用できます。文章を渡して確認してもらう、という基本の流れは共通しています。
仕事で繰り返し文章チェックする場合
仕事などで毎回同じ基準の添削をお願いする場合は、
- 何を確認するのか
- どんな文章に整えるのか
- どこまで変更してよいのか
をあらかじめ整理しておくと、やり取りがスムーズになります。この先の詳しい設計方法については、また別の機会にご紹介できればと思います。
まとめ
今回の内容を整理すると、次のようになります。
- ChatGPTは文章チェックにも使える
- まずは「誤字脱字を確認して」程度から始めてOK
- チェックしてほしいポイントを伝えると使いやすくなる
- いきなり修正せず「問題点だけ教えて」と頼む方法もある
- AIの添削をそのまま正解だと思わない
- 最後は必ず自分でも確認する
文章を完成させてから、一人で何度も読み返して不安になるのではなく、ChatGPTを「もう一人のチェック役」として使ってみてはいかがでしょうか。
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「言い換え/添削」の違い(初心者向け簡潔比較)
- 言い換え:意味を保ちながら、表現や言葉づかいを変える
- 添削:間違いや読みにくさ、不自然な表現を確認して整える
※重なる部分もあり、組み合わせて使うこともできます。
ChatGPTに文章チェックをお願いするときのポイント5個
1. まずは「誤字脱字を確認して」など簡単な一言から始める
2. 何をチェックしてほしいか(誤字/読みやすさ/表現など)を伝える
3. いきなり直させず「問題点だけ教えて」と頼んでみる
4. 修正案がほしいときは、そのあとで別途お願いする
5. 結果はそのまま信じず、自分の目でも最終確認する
Before/Afterの簡単な比較
- Before:「この文章を添削してください」
- After:「誤字脱字・不自然な表現・読みにくい部分を確認してください。まず修正せず、気になる箇所と理由を教えてください」
「こんなとき→こうお願いする」一覧
- 誤字がないか不安なとき→「誤字脱字がないか確認してください」
- 読みにくい気がするとき→「読みにくいところがあれば教えてください」
- 直す前に把握したいとき→「まず問題点だけ教えてください」
- 一部分だけ気になるとき→「この段落だけ確認してください」
- 修正案がほしいとき→「それぞれ修正案を出してください」
今回ご紹介したのは、誰でもすぐに試せる基本の添削方法です。もし「毎回同じ基準でチェックしたい」「自社の文章ルールに合わせて整えたい」といったご要望があれば、AIコンシェルジュとして、あなたの目的に合わせたプロンプト作成のお手伝いをしています。気になる方はお気軽にご相談ください。