④ドン引き

④ドン引き

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コラム
水しぶきを浴びながら船で学校へ通うこと、わずか3〜4ヶ月。
私たちは、前回暮らしていた愛知県蒲郡市へと出戻ることになった。
おそらく、父親に見つかって連れ戻されたのだと思う……。
​もちろん自宅も学校も以前と同じ。
出ていく時も突然だったのでお別れの挨拶すらしていなかったが、
だからこそ「よっ、久しぶり!」くらいの軽いノリで同じクラスに
戻ることができ、
それほどバツの悪さを感じずに済んだのは幸いだったかもしれない。
​それから小学校を卒業し、中学校を卒業し、高校に入学。
ここが、私の人生で一番長く過ごした場所となった。
​……
……
……
ん?「高校を卒業したのか」って?
ハイ、卒業していません……!
​入学して半年ほど経った頃のこと。
それまでもチョイチョイ夫婦喧嘩はあったのだが、
その日の喧嘩はレベルが違った。
父親の手には、なんと包丁が握られていたのだ。
​流石の静少年もドン引きである。
「コイツやべー……頭いかれてる……」
​しかし、引き下がるわけにはいかない。
静少年もすぐさま戦闘態勢に入った。
当時、陸上部に所属していた私の武器は、競技用のスパイク。
ちなみに50m走5.8秒の記録保持者(※50m走なんて種目はありません)で、
100mは12.5秒という絶妙に遅いタイムの持ち主だ。
​話を戻すと、足には陸上スパイク、手にはカッターナイフという
完全武装で、その○ソ野郎と対峙した。
​流石に母親に止められて突撃は断念したものの、
やがて酔っ払ったク○野郎が寝静まった。
その隙を見計らって包丁を外に投げ捨て、家を出ようとしたのだが……
運悪く見つかってしまう。
激しい取っ組み合いになったものの、その日はなんとか事なきを得た
(どうやって収束したのか、今となっては記憶が定かではない)。
​あの日の夜だったか、あるいは後日のことだったか。
母親と静少年は、二度と戻らない覚悟でこの地を去ったのだった。

今回もまた、一歩間違えばニュース沙汰。
コワイコワイ

こんな話、興味あるのかな?
続き気になるのかな?
ま、続きますが…
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