※この記事は、実際によくあるご相談をもとに書いています。
以前、雑誌で人生相談のページを担当していました。
回答者は、とある著名人。
私の役割は、寄せられた相談の中から掲載するものを選び、その方の回答を文章にまとめることでした。
その仕事を通して、本当にたくさんの人生相談を読みました。
恋愛、人間関係、家族、仕事……。
相談内容は一つひとつ違います。
でも、多くの相談に触れていると、ある共通点が見えてきました。
それは、
「こんなことで悩むのはおかしい」と、自分の悩みを小さくしてしまう人が多いことです。
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「もっと大変な人もいるし」
「これくらいで悩んでいたらダメだ」
「自分が気にしすぎているだけかもしれない」
そうやって、自分の悩みをなかったことにしようとする。
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もちろん、周りと比べて自分の状況を考えることはあります。
もっと大変な状況にいる人がいることも、事実です。
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ただ、悩み相談を読んでいて感じたのは、
「こんなことで悩む自分はおかしい」と考えてしまう人ほど、
悩みそのものに加えて、自分まで責めてしまうことが多いということです。
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本当は、
何が嫌だったのか。
何がつらかったのか。
何に引っかかっているのか。
そこを考えればいい。
それなのに、
「こんなことで悩むなんて」
と、自分の感じ方まで否定してしまう。
すると、本当は何が苦しいのかが、ますますわからなくなってしまいます。
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こういう人ほど、
・「もっと大変な人がいる」と考えてしまう
・「これくらい我慢しなければ」と思ってしまう
・悩んでいる自分を弱いと思ってしまう
そんな傾向があります。
どれも悪いことではありません。
むしろ、周りのことを考えられるからこその考え方です。
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ただ、
他の人にとってはたいしたことではなくても、
自分にとって苦しいことはあります。
それを、
「こんなことで」
と片づけてしまう。
そうして少しずつ、自分の気持ちがわからなくなっていくことがあります。
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本当に必要なのは、
「こんなことで悩む自分はおかしいのか」を考え続けることではなく、
自分は何がつらいのかを、そのまま見てみることなのかもしれません。
一人で考えていると、自分の気持ちを否定しながら考えてしまうことがあります。
そんなときは、誰かと一緒に整理してみるのも一つの方法です。
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これは大したことなのか。
自分は何に傷ついているのか。
本当はどうしたいのか。
それを一つずつ整理していくと、
見え方が変わることがあります。
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悩みは、
他の人と比べて、
大きいか小さいかを決めるものではありません。
自分にとって苦しいなら、それはちゃんと悩みです。
まずは、その気持ちを「こんなこと」と片づけないこと。
それだけでも、少し気持ちが変わることがあります。
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人は、
「こんなことで悩むのはおかしい」と思ってしまうと、
自分の気持ちまで正しく見られなくなることがあります。
だから、まずは、
「自分は今、何がつらいんだろう」
と考えてみる。
その気持ちを否定せず、一つずつ整理していくことが、
苦しさを減らす第一歩だと思っています。
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こういう相談は、一人で考えていると堂々巡りになりがちです。
私は普段、一人では整理しにくい悩みを、文章を通して一緒に整理するお手伝いをしています。
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