Amazon販売を続けていくと、商品選定や価格設定と同じくらい重要になってくるのが在庫管理です。
「売れそうだから多めに仕入れた方がいい?」
「在庫は何個くらい持てばいい?」
「売れている商品は一気に追加仕入れして大丈夫?」
「在庫切れになる前にいつ仕入れればいい?」
など、実際に販売を始めると悩むことが増えてきます。
私自身、Amazon販売では商品選定・仕入れ・商品登録だけでなく、販売状況を確認しながら在庫数量や追加仕入れの判断も行っていました。
今回はその経験をもとに、Amazon販売で考えておきたい**「仕入れすぎ」と「在庫切れ」を防ぐための在庫管理**について整理します。
1.在庫は「商品」でもあり「お金」でもある
Amazon販売では、商品を仕入れるために先に資金を使います。
例えば1個2,000円の商品を50個仕入れれば、
2,000円 × 50個 = 100,000円
の資金が在庫になります。
商品が売れれば売上として戻ってきますが、売れなければ10万円は在庫として残ります。
そのため私は、在庫を見るときに単純な「個数」だけではなく、
いくら分の資金が在庫になっているのか
という考え方も重要だと思っています。
2.売れそうだから大量に仕入れるのは注意
Amazonでよく売れている商品を見つけると、
「これは売れそうだから50個仕入れよう」
と考えたくなることがあります。
しかし、仕入れた後に、
・販売価格が下がる
・競合出品者が増える
・思ったほど売れない
・需要が変わる
・商品を出品できなくなる
など、状況が変わる可能性があります。
そのため、特に初めて扱う商品では、最初から大量に仕入れるよりも、販売状況を確認できる数量から始めるという考え方も大切です。
3.まず少量で販売状況を確認する
初めて扱う商品なら、
仕入れる
↓
販売する
↓
どのくらいのペースで売れるか確認する
↓
追加仕入れを判断する
という流れで考えると、在庫リスクを抑えやすくなります。
実際に販売してみることで、
「思ったより早く売れる」
「1週間に数個くらい売れる」
「ほとんど動かない」
など、その商品の販売ペースが見えてきます。
最初から予想だけで大量に仕入れるより、実際の販売実績を見ながら在庫数量を調整する方が判断しやすくなります。
4.在庫切れにも注意する
在庫を持ちすぎることだけが問題ではありません。
売れている商品なのに在庫がなくなってしまえば、その間は販売することができません。
特に追加仕入れに時間がかかる商品では、
「残り1個になったら仕入れる」
では間に合わない可能性があります。
そこで考えたいのが、
現在の在庫数
+
販売ペース
+
追加仕入れに必要な日数
です。
例えば1日に2個程度売れていて、追加商品が届くまで10日かかるのであれば、単純に考えてもその間に20個程度販売される可能性があります。
在庫がなくなる前に追加仕入れを判断する必要があります。
5.「何個残っているか」だけでは足りない
在庫管理というと、
「現在20個ある」
という在庫数だけを見てしまいがちです。
しかし、20個という数字だけでは十分ではありません。
1日に10個売れる商品なら、20個の在庫はすぐになくなります。
一方、1週間に1個しか売れない商品なら、20個あればかなり長期間在庫を持つことになります。
つまり重要なのは、
在庫数 ÷ 販売ペース
という考え方です。
「あと何個あるか」だけではなく、**「今の販売ペースならあと何日・何週間くらい持つのか」**を見ると、追加仕入れを判断しやすくなります。
6.追加仕入れは販売数だけで判断しない
商品がよく売れていると、すぐに追加仕入れしたくなります。
しかし、ここでも販売数だけを見るのは注意が必要です。
追加仕入れをする前に、
・現在の販売価格
・仕入価格
・Amazonの手数料
・物流関連費用
・競合出品者
・現在の在庫
・販売ペース
・追加仕入れにかかる期間
などをもう一度確認します。
最初に仕入れたときには利益が出ていても、追加仕入れするときには販売価格が下がっていることもあります。
「前回利益が出たから今回も大丈夫」ではなく、追加仕入れのたびに条件を確認することが重要です。
7.FBAでも在庫管理は必要
FBAを利用すると、Amazon側で商品の保管や注文後の発送などを行ってもらえます。
そのため、
「Amazonに預けておけば在庫管理も全部お任せ」
というイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、何個仕入れるのか、いつ追加するのかという判断は出品者側で行う必要があります。
また、在庫を多く持つほど保管に関する費用なども考える必要があります。
FBAを利用する場合でも、
必要以上に商品を入れすぎない
ことは重要です。
私自身もFBAを利用していましたが、販売状況を確認しながら仕入れ数量を考えていました。
8.商品ごとに在庫の持ち方を変える
すべての商品を同じ数量で管理する必要はありません。
例えば、
よく売れる商品
→ 在庫切れを防ぐため、販売ペースを見ながら早めに追加仕入れ
販売実績がまだ少ない商品
→ 少量から始めて様子を見る
価格変動が大きい商品
→ 大量在庫を持つことに慎重になる
仕入れに時間がかかる商品
→ 入荷までの日数を考えて早めに発注
というように、商品によって在庫の考え方を変えることも大切です。
9.在庫管理では「回転」を意識する
Amazon販売では、利益率だけではなく在庫がどのくらいの速さで売れていくかも重要です。
例えば、
1個2,000円の利益が出るけれど、半年売れない商品
と、
1個500円の利益でも継続的に売れて在庫が入れ替わる商品
では、資金の動きが違います。
高い利益率の商品を大量に持つことが必ずしも正解ではありません。
在庫として使った資金が売上として戻り、また次の商品を仕入れる。
この流れを考えることもAmazon販売では重要です。
10.私が在庫管理で意識していたこと
私自身がAmazon販売をしていたときは、
現在の在庫数
↓
最近の販売数
↓
今の販売価格
↓
利益が残っているか
↓
追加仕入れにかかる期間
↓
競合状況
↓
追加で何個仕入れるか
というように考えていました。
重要なのは、
「売れたから大量に追加する」
ではなく、
「今後どれくらい売れそうで、何個持っておくのが適切なのか」
を考えることです。
在庫数に絶対的な正解があるわけではありません。
商品ごとの販売状況を見ながら調整していくことが大切だと思います。
これからAmazon販売の在庫管理をする方へ
Amazonの在庫管理を簡単に整理すると、
少量から販売する
↓
販売ペースを確認する
↓
現在の在庫があとどれくらい持つか考える
↓
仕入れに必要な期間を確認する
↓
価格・利益・競合を再確認する
↓
追加仕入れ数量を決める
↓
販売状況を見ながら繰り返し調整する
という流れになります。
在庫が多すぎれば資金が在庫として残り、少なすぎれば販売機会を逃す可能性があります。
だからこそ、
「たくさん持つ」でも「できるだけ持たない」でもなく、販売状況に合わせて適正な数量を考える
ことが在庫管理のポイントです。
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