今回も引き続き、『結果を出せる人の脳の習慣「初めて」を増やすと脳は急成長する』(茂木健一郎・著)の読書メモをお届けします。
今回は第3章「結果につながる脳活用術」を読んだ学びをまとめました!
はじめに:前回まで(第1章・第2章)の振り返り
まずは、これまでの学びを簡単におさらいしておきます。
第1章「初めての経験が脳を目覚めさせる」
脳を活性化させるには、心地いい「ホーム」を出て負荷のかかる「アウェー」に飛び込むことが不可欠だと知りました。「初めて」を増やすことで脳のシナプスが形成され、リラックスしながら集中する「フロー状態」を作ることが大切というお話でした。
第2章「必ず結果を出せる脳の育み方」
自分を「完成形」だと型にはめず、社会から自分を切り離す「デカップリング」の意識や、土俵の外で生きる「オルターナティブ」の姿勢が脳の限界を破る鍵だと学びました。精神のキワまで追い詰めた人には「龍」が見えるという激しい情熱のエピソードも印象的でした。
第3章:結果につながる脳活用術
第3章では、アウェーで実践的に結果を出していくための「脳の具体的な使い方や決断のルール」について書かれていました。
1. 物事には正解などない:「熟慮」をやめて「直感」で2秒決断する
「じっくり熟慮する」のと「さっさと決める」のはどちらが良いのでしょうか?
著者によると、どれだけ熟慮しても答えには到達できないそうです。熟慮しているつもりでも、実は「社会通念に照らし合わせて是非を問うているだけ」であり、就職活動の選考や銀行の融資の決定なども、熟考しているように見えてチェックリストと照らし合わせているに過ぎないとのことでした。
判断する際は、「いい!」と思った直感を信じるのが正解だそうです。スポーツの優秀な選手も判断が早く、決めた後に生じた状況の変化を責任を持って引き受けているとのこと。
「悩んだところで未来は分からない」のだから、「決断は2秒でする!」と決めてしまい、さっさと決めた上で「どう戦うか」を後から考えるのが大切だそうです。
2. アウェーでの仲間作りと「自分自身をホームにする」考え方
アウェーの環境では仲間を大切にする必要がありますが、専門分野が同じ人の中に仲間がいるとは限らないそうです。
「色(魂)」が共鳴する仲間を探す
人と会う時は「こんな人かな」と仮説を立てず、目の前の人にまっすぐ向き合うことが大事とのこと。個として自立しており、自分と似た「色(魂が共鳴するか)」を持つ人や、いざという時に相談できる人を複数作ると良いそうです。
「自分自身」をホームにする
心から好きなことがあると、それが自分のホーム(安全基地)になるとのこと。茂木健一郎さんの場合は「話すこと」がホームであるため、アウェーの場であっても「話すのが好きだから」と安心して講演ができるそうです。自分自身をホームにできれば、どんな環境でも安心してアウェーに踏み込めると言います。
3. 「違和感」を大切にし、ピンとこないこともあえてやってみる
好きなことだけをやっていると、予期せぬ変化(偶有性)の海に飛び込むことができません。
「好きじゃないかも」「ピンとこないな」と思うことでもあえてやってみることで、意外とハマって自分の世界が広がり、アウェーがホームに変わっていくことがあるそうです。
その際にガイドとなるのが「違和感」とのこと。「大切かもしれない」「なんか気になる」という感覚を覚えておき、集めていくのがポイントだそうです。アウェーの場所では分からないこともやるべきことも多いため、楽にこなそうとせず、子供のような柔軟性を取り戻して「じたばた試しにやってみる」ことが最善の解決策になるとのことでした。
4. 「書く・話す」でアウトプットし、走りながら反省する
書いたり話したりすることで、自分でも思ってもみなかった考えやアイデアが浮かび上がってくるそうです。言葉にして自分にフィードバックされるうちに、思考が形になっていくとのことでした。
また、アウェーでは失敗がつきものですが、「ああすればよかった」と後悔して立ち止まる暇はないと言います。その時点でベストを尽くしていればそれで十分であり、反省したい時も「止まって考えるのではなく、走りながら考える」のが鉄則だそうです。
おわりに
「熟慮しても答えは出ない」「決断は2秒でする」という言葉にはハッとさせられました。
正解を探して止まってしまうのではなく、直感を信じて素早く決断し、走りながら思考して行動を修正していく。そして「自分自身」を最大のホームにして、これからもワクワクするアウェーの体験を積み重ねていきたいと思います!