最近、知り合った人がいる。
板前の仕事をしている人。
小さい頃から料理人になりたかったと話してくれた。
その人の瞳には、今、何が映っているんだろう。
そんなことを想像しながら、その人と話す時間がとても楽しい。
夢を持つって、いいな。
子どもの頃に見た夢。
その夢を、ずっと見続けること。
そして、叶えたとしても、その先も続けていくこと。
とにかく「続ける」ことが、
一番難しくて、一番大切なのかもしれない。
その人が見せてくれる写真は、どれもワクワクした。
日本に生まれてよかった。
そんなふうに思えた。
料理は、まず目で楽しむもの。
そんなことを、写真を見ながら実感した。
美味しそう。
食べてみたい。
そう思うのに……
とにかく、きれい。
ずっと眺めていたい。
食べるのが、もったいない。
食いしん坊の私に、
「食べるのがもったいない」なんて思わせるなんて。
それくらい素敵な写真と、素敵な時間だった。
季節の食材。
色使い。
器。
そのひとつひとつが美しくて、
そこには料理人の想いまで写っているような気がした。
いつか、こんなお料理を食べてみたい。
そんなことを思いながら……
いつかのご褒美に。
そう心の中で、そっと決めておこう。