前回の記事では、「スキル」と「サービス」は少し違うのではないか。
そんな話を書きました。
今回は、その続きです。
では実際に、私はサービスを考える時、何から整理しているのでしょうか。
実は、「売れそうかどうか」は、ほとんど考えていません。
なぜなら、「売れる」は私が決めることではないからです。
市場が決めることです。
だから私はまず、そのサービスはどこから生まれたアイデアなのか。
そこを整理します。
私は、サービスの出発点は大きく3つしかないと思っています。
① 今まで困っていたことを解決する
一つ目は、とても分かりやすいサービスです。
「困っている人」がいて、その困りごとを解決する。
例えば、ChatGPTが登場する前。
「文章を書くのに時間がかかる。」
「メール作成が面倒。」
そんな悩みを抱えている人はたくさんいました。
そこへ生成AIという新しい解決策が現れました。
これが一つ目のパターンです。
② 今ある方法を置き換える
二つ目は、すでに解決策は存在しているケースです。
ただ、
「もっと安ければ。」
「もっと簡単なら。」
「もっと早く終わるなら。」
そんな不満が残っています。
例えば私が作っているChrome拡張も、この考え方です。
Google検索は昔からあります。
営業リストも手作業で作れます。
でも検索結果をCSV化し、AIで分析できるようにすると、作業時間は大きく短縮できます。
つまり、新しい問題を解決しているのではなく、今ある方法を、より良い方法へ置き換えているのです。
③ 新しい価値をつくる
三つ目は少し難しいかもしれません。
市場はまだ困っていると言っていません。
でも、一度体験すると、「これ、無いと困る。」
そう思えるサービスです。
スマートフォンもそうでした。
配車アプリもそうでした。
最初は誰も欲しいと言っていませんでした。
でも今では、多くの人が当たり前に使っています。
これは、新しい価値をつくるサービスです。
ここまで整理すると、一つ気付くことがあります。
「売れそうだから作る。」
という発想は、この3つのどこにもありません。
あるのは、困っている人がいる。
今の方法に不満がある。
新しい価値を生み出せそう。
このどれかです。
私は、サービスを考える時はいつもここから始めます。
次回は、この3つのどこを狙うのか決まった後、
「じゃあ自分には何が作れるのか?」
という視点で、自分の経験や強みをどう整理しているのかを書いてみようと思います。